緑茶飲料の食品表示(義務表示事項)を読む〔食品添加物の表示ルール〕 [食品表示]
「食品表示法」(平成25年法律第70号)は、消費者等に販売されるすべての食品への食品表示を義務付けています。
具体的な表示ルールは、食品表示ルールブックといえる「食品表示基準」に定められていて、製造者、加工者、輸入者または販売者に対しては、食品表示基準の遵守が義務付けられています。
食品表示法(平成25年法律第70号)に基づく「新しい食品表示制度」についてもう少し詳しく知りたい方は、消費者庁ウェブサイトより次のパンフレット(pdf ファイル)をダウンロードすることができます。
・「知っておきたい食品の表示」(消費者向け)
・「早わかり食品表示ガイド」 (事業者向け)
それでは、次の2つの緑茶飲料の食品表示(義務表示事項)についてみてみましょう。
1.伊藤園「お~いお茶」(紙パック入り緑茶飲料)
2.トップバリュ「国産茶葉使用 お茶」(缶入り緑茶飲料)
~(左から)伊藤園「お~いお茶」(ペットボトル入り)、伊藤園「お~いお茶」(紙パック入り)、トップバリュ「国産茶葉使用 お茶」(缶入り)。
~ 伊藤園「お~いお茶」(紙パック入り緑茶飲料)。
~ トップバリュ「国産茶葉使用 お茶」(缶入り緑茶飲料)。
さて、食品表示基準に定められている加工食品に使われている食品添加物の表示ルールは次の通りです(参照:消費者庁「食品添加物表示制度に関する検討会」配布資料など)。
1.原則として、使用したすべての添加物を「物質名」(※1)で表示する。
2.例外として、次の表示方法が認められている。
・一括名で表示する(例:イーストフード、香料、酸味料など)
・用途名を併記する(例:酸化防止剤、保存料、発色剤など)
・表示不要(加工助剤、キャリーオーバーなど)
(※1)物質名は、簡略名などを用いることができる。
例えば、物質名「L-アスコルビン酸ナトリウム」は、
「アスコルビン酸Na」、「ビタミンC」、「V.C」と記載できる。
今回取り上げた2種類の緑茶飲料のうち、イオンのトップバリュ「国産茶葉使用 お茶」(缶入り緑茶飲料)は、「酸化防止剤(ビタミンC)」と用途名を併記していますが、伊藤園「お~いお茶」(紙パック入り緑茶飲料)は、簡略名「ビタミンC」のみの記載です。
伊藤園ウェブサイトに載っているQ&Aを参照すると、「加熱処理中に失われたビタミンCを補うために添加している」との説明があります。ということは、酸化防止の目的では使用していないということ(?)。
具体的な表示ルールは、食品表示ルールブックといえる「食品表示基準」に定められていて、製造者、加工者、輸入者または販売者に対しては、食品表示基準の遵守が義務付けられています。
食品表示法(平成25年法律第70号)に基づく「新しい食品表示制度」についてもう少し詳しく知りたい方は、消費者庁ウェブサイトより次のパンフレット(pdf ファイル)をダウンロードすることができます。
・「知っておきたい食品の表示」(消費者向け)
・「早わかり食品表示ガイド」 (事業者向け)
♪ 消費者庁ウェブサイト(食品表示制度全般に関するパンフレット)は、 →こちら
それでは、次の2つの緑茶飲料の食品表示(義務表示事項)についてみてみましょう。
1.伊藤園「お~いお茶」(紙パック入り緑茶飲料)
2.トップバリュ「国産茶葉使用 お茶」(缶入り緑茶飲料)
~(左から)伊藤園「お~いお茶」(ペットボトル入り)、伊藤園「お~いお茶」(紙パック入り)、トップバリュ「国産茶葉使用 お茶」(缶入り)。
~ 伊藤園「お~いお茶」(紙パック入り緑茶飲料)。
伊藤園「お~いお茶」(紙パック入り緑茶飲料): ●品名・緑茶(清涼飲料水)●原材料名・緑茶(日本)/ビタミンC ●内容量・250ml ●賞味期限・上部に記載 ●保存方法・直射日光や高温多湿の場所を避けて保存してください。●販売者・株式会社伊藤園 東京都渋谷区本町3-47-10
~ トップバリュ「国産茶葉使用 お茶」(缶入り緑茶飲料)。
トップバリュ「国産茶葉使用 お茶」(缶入り緑茶飲料): ●名称:緑茶(清涼飲料水)●原材料名:緑茶(国産)/酸化防止剤(ビタミンC)●内容量:340g●賞味期限:缶底下段に記載●保存方法:直射日光、高温を避けて保存してください。●販売者:イオン株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1
さて、食品表示基準に定められている加工食品に使われている食品添加物の表示ルールは次の通りです(参照:消費者庁「食品添加物表示制度に関する検討会」配布資料など)。
1.原則として、使用したすべての添加物を「物質名」(※1)で表示する。
2.例外として、次の表示方法が認められている。
・一括名で表示する(例:イーストフード、香料、酸味料など)
・用途名を併記する(例:酸化防止剤、保存料、発色剤など)
・表示不要(加工助剤、キャリーオーバーなど)
(※1)物質名は、簡略名などを用いることができる。
例えば、物質名「L-アスコルビン酸ナトリウム」は、
「アスコルビン酸Na」、「ビタミンC」、「V.C」と記載できる。
今回取り上げた2種類の緑茶飲料のうち、イオンのトップバリュ「国産茶葉使用 お茶」(缶入り緑茶飲料)は、「酸化防止剤(ビタミンC)」と用途名を併記していますが、伊藤園「お~いお茶」(紙パック入り緑茶飲料)は、簡略名「ビタミンC」のみの記載です。
伊藤園ウェブサイトに載っているQ&Aを参照すると、「加熱処理中に失われたビタミンCを補うために添加している」との説明があります。ということは、酸化防止の目的では使用していないということ(?)。