北野天満宮献茶祭協賛「菓匠会 菓題菓展」が12月1日に開かれます。 [和菓子の京都]
♪ 2017年12月15日追記♪ 2017年12月1日に北野天満宮文道会館二階で行われた「菓匠会同人作品展(菓題:雪景色)」の様子は、こちらをご参照ください。→ こちら
菅原道真公をご祭神としておまつりする全国約1万2,000社の天満宮、天神社の総本社である京都・北野天満宮において毎年12月1日に献茶祭が開かれています。
~ 北野天満宮の楼門、2016年12月1日撮影。
この献茶祭において、江戸時代に結成された上菓子屋仲間の流れをくむ「菓匠会」(現在19同人)が協賛席を設け菓題菓展(菓題をテーマにした創作菓子展)を開いています。今年2017年の菓題は「雪景色」です。
「菓匠会」同人が12月1日に京の「雪景色」をどのように表現するのか今から楽しみです。
さて、次の写真は昨年2016年12月1日に北野天満宮で行われた菓題菓展(菓題「冬めく」)において撮影した「菓匠会」同人の作品の一部です。
~ 笹屋伊織「冬の使者」。
~ 塩芳軒「冬の色」。
~ 長久堂「榾あかり」。
~ 鶴屋吉信「薄氷に咲く」。
♪ 2017年12月15日追記♪ 2017年12月1日に北野天満宮文道会館二階で行われた「菓匠会同人作品展(菓題:雪景色)」の様子は、こちらをご参照ください。→ こちら
☆ 北野天満宮献茶祭協賛「菓匠会」菓題菓展
(於:北野天満宮 文道会館二階)
☆ 2017年12月1日(金曜日)午前9時~午後3時
「水無月」を食べましたか?〔夏越祓の行事菓子〕 [和菓子の京都]
「水無月」は、三角形をした外郎生地に小豆を重ねた京都のお菓子です。
~ 京菓匠「笹屋伊織」の「水無月」、2017年6月15日撮影。
三角形をした白い外郎は暑気払いの氷を表していて、赤い小豆は邪気払いの意味があるそうですが、虎屋文庫の中山圭子さんが書いた「事典 和菓子の世界」(岩波書店、2006年2月24日発行)を参照すると、「水無月」が現在のような形になるのは昭和に入ってからだそうです(同書136ページ)。
虎屋文庫の機関誌「和菓子(第9号)」(2002年3月20日発行)に載っている和菓子研究「水無月考」(浅田ひろみ・著)を参照すると、浅田ひろみさんは、かつてはいろいろな形の「水無月」があったのが、三角形の「水無月」だけになった理由を「京都の和菓子屋が6月30日の行事菓子に6月1日の行事を結び付けたから」と推察しています。
浅田ひろみさんがこの推察の参考にしたのは、菓匠会同人の「三條若狭屋」二代目当主・藤本如泉さん(明治28年生まれ)が書いた「日本の菓子」(1968年7月10日河原書店発行)の次の文です。
さて、京都のお菓子「水無月」を製造販売する和菓子屋が名古屋圏でも年々増えています。
~ 山田餅本店「水無月」、2017年6月9日購入。
~ 小ざくらや一清「水無月」、2017年6月23日購入。
彦根市でも「水無月」を販売していました。
~ 彦根ういろで知られる小林菓舗「水無月」、2017年6月19日購入。
~ 今宮神社の夏越祓、2015年6月27日撮影。
~ 京菓匠「笹屋伊織」の「水無月」、2017年6月15日撮影。
三角形をした白い外郎は暑気払いの氷を表していて、赤い小豆は邪気払いの意味があるそうですが、虎屋文庫の中山圭子さんが書いた「事典 和菓子の世界」(岩波書店、2006年2月24日発行)を参照すると、「水無月」が現在のような形になるのは昭和に入ってからだそうです(同書136ページ)。
虎屋文庫の機関誌「和菓子(第9号)」(2002年3月20日発行)に載っている和菓子研究「水無月考」(浅田ひろみ・著)を参照すると、浅田ひろみさんは、かつてはいろいろな形の「水無月」があったのが、三角形の「水無月」だけになった理由を「京都の和菓子屋が6月30日の行事菓子に6月1日の行事を結び付けたから」と推察しています。
浅田ひろみさんがこの推察の参考にしたのは、菓匠会同人の「三條若狭屋」二代目当主・藤本如泉さん(明治28年生まれ)が書いた「日本の菓子」(1968年7月10日河原書店発行)の次の文です。
お菓子の「水無月」は、生菓子の「氷室」より考案されたもので、加茂の水無月祓の神事にこじつけて、京都では、毎年6月30日に暑気払いのおまじないとして市民が頂くように、菓子屋の知恵で創られました。(「日本の菓子」206ページより引用。)
さて、京都のお菓子「水無月」を製造販売する和菓子屋が名古屋圏でも年々増えています。
~ 山田餅本店「水無月」、2017年6月9日購入。
~ 小ざくらや一清「水無月」、2017年6月23日購入。
彦根市でも「水無月」を販売していました。
~ 彦根ういろで知られる小林菓舗「水無月」、2017年6月19日購入。
~ 今宮神社の夏越祓、2015年6月27日撮影。
地下鉄烏丸線に乗って「和菓子の京都(文化施設編)」をめぐる [和菓子の京都]
京都市営地下鉄烏丸線沿線にある呈茶がある文化施設の紹介です。
なお、この記事に掲載した休館日、入館料等は、2017年3月2日現在のものです。
「表千家北山会館」
・ 住所:京都市北区上賀茂桜井町61番地
・ 交通:京都市営地下鉄烏丸線「北山」駅下車
(4番出口から徒歩3分ほど)
~ 2015年11月4日撮影。
「表千家北山会館」では現在、
常設展「季節の道具の取り合わせ」
が開催されています。
・入館料:一般800円(呈茶代込み)
・休館日:日曜日・祝日
~ 2015年12月12日利用時のお菓子(嘯月「山茶花」)。
「茶道(ちゃどう)資料館」
・ 住所:京都市上京区堀川通寺之内上る (裏千家センター内)
・ 交通:京都駅前から京都市営バス9番に乗車し堀川寺ノ内で下車
(徒歩2分ほど)
~ 2016年12月1日撮影。
「茶道資料館」では3月29日(水曜日)までの期間、
平成29年新春展「描かれた茶の湯」
が開催されています。
・入館料:一般700円(呈茶付き)
・休館日:月曜日(ただし3月20日は開館)、3月21日(火曜日)
~ 2016年12月1日利用時のお菓子(田丸彌「初霜」)。
「京菓子資料館」
代表銘菓「雲龍」で知られる御菓子司「俵屋吉富」の関連団体の一般法人ギルドハウス京菓子が運営するミュージアム、「俵屋吉富」烏丸店の北隣。
・ 住所:京都市上京区柳図子町331-2
・ 交通:京都市営地下鉄烏丸線「今出川」下車
(2番出口から徒歩で3分ほど)
「京菓子資料館」では現在、
常設展「和菓子のあゆみ」
が開催されています(休館日:水曜日)。
・入館料:無料
・呈茶代:700円(立礼席)
~ この写真は、2013年1月22日に、呈茶席「祥雲軒」で撮った写真です。
「有斐斎 弘道館」
・住所:京都市上京区上長者町通新町東入り元土御門町524-1
・交通:京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅で下車
(6番出口より徒歩で9分ほど)
~ 2015年11月4日撮影。
~ 同上。
「有斐斎 弘道館」は、江戸中期の儒者・皆川淇園(みながわきえん)が1806年に創立した学問所「弘道館」址に建つお邸で、茶室、広間、ギャラリースペースなどがあり,茶会、講座、勉強会、展覧会などが開催されています。
「有斐斎 弘道館」、
見学をすることができます(休館日:水曜日)。
1,000円(茶菓付き)。
貸切等などがあるので、
事前に電話で問い合わせたほうがよいと思います。
※この記事に記載した休館日、入館料等は、
2017年3月2日現在のものです。
なお、この記事に掲載した休館日、入館料等は、2017年3月2日現在のものです。
「表千家北山会館」
・ 住所:京都市北区上賀茂桜井町61番地
・ 交通:京都市営地下鉄烏丸線「北山」駅下車
(4番出口から徒歩3分ほど)
~ 2015年11月4日撮影。
「表千家北山会館」では現在、
常設展「季節の道具の取り合わせ」
が開催されています。
・入館料:一般800円(呈茶代込み)
・休館日:日曜日・祝日
~ 2015年12月12日利用時のお菓子(嘯月「山茶花」)。
「茶道(ちゃどう)資料館」
・ 住所:京都市上京区堀川通寺之内上る (裏千家センター内)
・ 交通:京都駅前から京都市営バス9番に乗車し堀川寺ノ内で下車
(徒歩2分ほど)
~ 2016年12月1日撮影。
「茶道資料館」では3月29日(水曜日)までの期間、
平成29年新春展「描かれた茶の湯」
が開催されています。
・入館料:一般700円(呈茶付き)
・休館日:月曜日(ただし3月20日は開館)、3月21日(火曜日)
~ 2016年12月1日利用時のお菓子(田丸彌「初霜」)。
「京菓子資料館」
代表銘菓「雲龍」で知られる御菓子司「俵屋吉富」の関連団体の一般法人ギルドハウス京菓子が運営するミュージアム、「俵屋吉富」烏丸店の北隣。
・ 住所:京都市上京区柳図子町331-2
・ 交通:京都市営地下鉄烏丸線「今出川」下車
(2番出口から徒歩で3分ほど)
「京菓子資料館」では現在、
常設展「和菓子のあゆみ」
が開催されています(休館日:水曜日)。
・入館料:無料
・呈茶代:700円(立礼席)
~ この写真は、2013年1月22日に、呈茶席「祥雲軒」で撮った写真です。
「有斐斎 弘道館」
・住所:京都市上京区上長者町通新町東入り元土御門町524-1
・交通:京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅で下車
(6番出口より徒歩で9分ほど)
~ 2015年11月4日撮影。
~ 同上。
「有斐斎 弘道館」は、江戸中期の儒者・皆川淇園(みながわきえん)が1806年に創立した学問所「弘道館」址に建つお邸で、茶室、広間、ギャラリースペースなどがあり,茶会、講座、勉強会、展覧会などが開催されています。
「有斐斎 弘道館」、
見学をすることができます(休館日:水曜日)。
1,000円(茶菓付き)。
貸切等などがあるので、
事前に電話で問い合わせたほうがよいと思います。
※この記事に記載した休館日、入館料等は、
2017年3月2日現在のものです。
「有斐斎 弘道館」へ行ってきました・・・8 〔琳派400年「手のひらの自然 京菓子と琳派」展 2015〕 [和菓子の京都]
2015年11月4日(水曜日)の午後0時過ぎに、京都御所の西にある「有斐斎 弘道館 (ゆうひさい こうどうかん)」へ行ってきました。
「有斐斎 弘道館」は、江戸中期の儒者・皆川淇園(みながわきえん)が1806年に創立した学問所「弘道館」址に建つ邸宅で、茶室、広間、ギャラリースペースなどがあり、茶会、講座、勉強会、展覧会などが開催されています。
さて、「有斐斎 弘道館」では2015年11月7日(土曜日)まで、
琳派400年
「手のひらの自然 京菓子と琳派」展 2015
が開かれています。
入館料500円、呈茶代1,000円。
和菓子は入館時に受付で4種類の中から選びます。
~ 選んだお菓子は、「裏表」(薯蕷製)です。
「琳派」をテーマに京菓子のデザインを公募した中から入選した作品が、1階の広間などに展示されています。
入選作品の観覧の途中で、お茶席で一服しました。
~ 「裏表」(薯蕷製)。
「有斐斎弘道館」における琳派400年「手のひらの自然 京菓子と琳派」展 は、11月7日(土曜日)まで開催されています。
☆ 「有斐斎 弘道館(ゆうひさい こうどうかん)」
(京都市上京区上長者町通新町東入元土御門町524-1)
☆ 2015年11月4日(水曜日)午後0時10分頃利用
「有斐斎 弘道館」は、江戸中期の儒者・皆川淇園(みながわきえん)が1806年に創立した学問所「弘道館」址に建つ邸宅で、茶室、広間、ギャラリースペースなどがあり、茶会、講座、勉強会、展覧会などが開催されています。
さて、「有斐斎 弘道館」では2015年11月7日(土曜日)まで、
琳派400年
「手のひらの自然 京菓子と琳派」展 2015
が開かれています。
入館料500円、呈茶代1,000円。
和菓子は入館時に受付で4種類の中から選びます。
~ 選んだお菓子は、「裏表」(薯蕷製)です。
「琳派」をテーマに京菓子のデザインを公募した中から入選した作品が、1階の広間などに展示されています。
入選作品の観覧の途中で、お茶席で一服しました。
~ 「裏表」(薯蕷製)。
「有斐斎弘道館」における琳派400年「手のひらの自然 京菓子と琳派」展 は、11月7日(土曜日)まで開催されています。
☆ 「有斐斎 弘道館(ゆうひさい こうどうかん)」
(京都市上京区上長者町通新町東入元土御門町524-1)
☆ 2015年11月4日(水曜日)午後0時10分頃利用
「有斐斎 弘道館」へ行ってきました・・・7 〔個展「鈴木里美展」〕 [和菓子の京都]
2015年9月25日(金曜日)の午後0時半過ぎに、京都御所の西(上長者町通新町東入ル)にある「有斐斎 弘道館 (ゆうひさい こうどうかん)」へ行ってきました。
「有斐斎 弘道館」は、江戸中期の儒者・皆川淇園(みながわきえん)が1806年に創立した学問所「弘道館」址に建つ邸宅で、茶室、広間、ギャラリースペースなどがあり茶会、講座、勉強会、展覧会などが開催されています。
さて、「有斐斎 弘道館」では、2014年に開かれた「手のひらの自然-京菓子と琳派展」においてデザイン大賞を受賞した鈴木里美さんの個展「鈴木里美展」が開催されていました。
~ 入館料500円、開催期間は9月15日(火曜日)~27日(日曜日)。
館内の展示を観覧する前にお抹茶と京菓子をいただきました。
呈茶代500円。
鈴木里美さんの個展、今年のミラノサローネで好評だった椅子などが展示されていました。
なお、「手のひらの自然―京菓子と琳派展2015」は、10月25日(日曜日)から11月7日(土曜日)まで本会場の「有斐斎 弘道館」において開催されるそうです(入館料500円)。
今年は本会場のほか、特別会場「京都高島屋6階美術画廊」においても、10月21日(水曜日)から27日(火曜日)まで開催されるそうです(入館料無料)。
☆ 「有斐斎 弘道館(ゆうひさい こうどうかん)」
(京都市上京区上長者町通新町東入元土御門町524-1)
☆ 2015年9月25日(金曜日)午後0時30分頃利用
「有斐斎 弘道館」は、江戸中期の儒者・皆川淇園(みながわきえん)が1806年に創立した学問所「弘道館」址に建つ邸宅で、茶室、広間、ギャラリースペースなどがあり茶会、講座、勉強会、展覧会などが開催されています。
さて、「有斐斎 弘道館」では、2014年に開かれた「手のひらの自然-京菓子と琳派展」においてデザイン大賞を受賞した鈴木里美さんの個展「鈴木里美展」が開催されていました。
~ 入館料500円、開催期間は9月15日(火曜日)~27日(日曜日)。
館内の展示を観覧する前にお抹茶と京菓子をいただきました。
呈茶代500円。
鈴木里美さんの個展、今年のミラノサローネで好評だった椅子などが展示されていました。
なお、「手のひらの自然―京菓子と琳派展2015」は、10月25日(日曜日)から11月7日(土曜日)まで本会場の「有斐斎 弘道館」において開催されるそうです(入館料500円)。
今年は本会場のほか、特別会場「京都高島屋6階美術画廊」においても、10月21日(水曜日)から27日(火曜日)まで開催されるそうです(入館料無料)。
☆ 「有斐斎 弘道館(ゆうひさい こうどうかん)」
(京都市上京区上長者町通新町東入元土御門町524-1)
☆ 2015年9月25日(金曜日)午後0時30分頃利用