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企画展「幸兵衛窯歴代展」、とうしん美濃陶芸美術館で2019年9月29日(日)まで開催中 [東美濃のミュージアム]

東濃信用金庫(本店:岐阜県多治見市、愛称:とうしん)の研修施設「とうしん学びの丘エール」内にある「とうしん美濃陶芸美術館」において2019年9月29日(日曜日)までの期間、

幸兵衛窯 歴代展

が開催されています。

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~ とうしん美濃陶芸美術館のエントランス、正面に見える陶壁「連」は瀬戸黒の技術で人間国宝の加藤孝造さんが制作したものです。

・企画展名:幸兵衛窯 歴代展
・開催期間:2019年6月26日(水)~9月29日(日)
・開館時間:午前10時~午後5時
・休館日 :月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
・入館料 :無料

この企画展「幸兵衛窯 歴代展」において、文化元年(1804年)に初代加藤幸兵衛により多治見市・市野倉に開窯された「幸兵衛窯」の歴代の作品70数点が展示されています。

初代 加藤幸兵衛の染付狛犬文御徳利一対、二代 加藤幸兵衛の染付瑞獣文急須・染付瑞獣文湯冷2ケほか3点、三代 加藤幸兵衛の染付龍文三ツ重鉢、四代 加藤幸兵衛の染付花文皿付汲出を始め、五代 加藤幸兵衛、六代 加藤卓男(人間国宝)の作品、七代(現当主)加藤幸兵衛および八代 加藤亮太郎の作品が中心となる展示です(作品の撮影は禁止されています)。

8日本の陶磁器 (茶道教養講座)

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  • 作者: 張替清司
  • 出版社/メーカー: 淡交社
  • 発売日: 2017/11/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



さて、2019年6月29日(土曜日)の午後0時25分頃、多治見市虎渓山4丁目にある「とうしん学びの丘エール」へ行ってきました。

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~ 左側の建物が講義棟、右側が研修棟。写真ではわかりませんが、2棟の奥に「とうしん美濃陶芸美術館」(展示棟)があります。

企画展「幸兵衛窯 歴代展」観覧後、同企画展関連企画の第14回陶芸講座「七代 加藤幸兵衛-ペルシアへの思い」(講師:幸兵衛窯当主 七代 加藤幸兵衛、1945年生まれ)の聴講受付をすませました。

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~ 第14回陶芸講座「七代加藤幸兵衛-ペルシアへの思い」会場のホール(講義棟)。

午後1時30分の講座開始までに時間があったので、研修棟の多目的室に設えられた呈茶席でお抹茶をいただきました(陶芸講座受講者対象の呈茶、無料)。

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s_190629とうしん美濃陶芸美術館07、加藤賢司「トルコ青茶盌」.JPG
~ 加藤賢司さんの「とるこ青茶盌」、とうしんの金庫章「3つの輪」を意匠したお干菓子。

滅びた幻の名陶ペルシア・ラスター彩を再現させた六代 加藤卓男(1917~2005)を継ぐ七代 加藤幸兵衛さんのスライドを交えた話を聴き、また話す姿を目にして、ラスター彩の故郷「ペルシアへの思い」を感じ取ることができました。

☆ とうしん美濃陶芸美術館
 (岐阜県多治見市虎渓山4-13-1「とうしん学びの丘エール」内)


8日本の陶磁器 (茶道教養講座)

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企画展「白と黒-灰釉と鉄釉の多様性-」@瑞浪市陶磁資料館〔岐阜県瑞浪市〕 [東美濃のミュージアム]

2019年6月13日(木曜日)の午後0時15分頃、岐阜県の南東部(東美濃)に位置する瑞浪市にある瑞浪市陶磁資料館へ行ってきました。

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「瑞浪市陶磁資料館」は、常設展示室「美濃焼のわざと歴史を知る」、国登録有形民俗文化財「美濃の陶磁器生産用具及び製品」(屋外展示もある)、加藤孝造展示室などから構成されてるミュージアムです。1980年(昭和55年)4月開館。

常設展示室「美濃焼のわざと歴史を知る」においては、焼物についての勉強ができます。「焼物って何?」、「陶器と磁器の違い」、「下絵・上絵って何?」・・・。

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~ 「焼物にふれてみよう 土器・陶器・炻器・磁器」

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~ 【焼物にふれてみよう 白磁・下絵・上絵・イングレーズ」

「加藤孝造展示室」においては、瑞浪市生まれのの人間国宝(国の重要無形文化財「瀬戸黒」保持者)の加藤孝造さん(1935~)の陶芸作品や絵画が展示されています。

s_190613瑞浪市陶磁資料館21、加藤孝造展示室.JPG

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~ 瀬戸黒茶盌。

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~ 鉄釉茶盌。

さて、「瑞浪市陶磁資料館」の企画展示コーナーにおいて2019年7月15日(月曜日/海の日)まで、企画展「白と黒-灰釉と鉄釉の多様性-」が開催されています。

s_190613瑞浪市陶磁資料館06、企画展「白と黒」.JPG

企画展示室に入ると、大針・高田・大萱の3つ素地を原料に、酸化・中世・還元の3つの焼成方法で焼成実験した資料が展示されています。展示資料を実際に手に取ると、素地と焼成方法の組み合わせによる違いがよくわかります。

s_190613瑞浪市陶磁資料館09、酸化焔焼成.JPG
~ 酸化焔焼成。

s_190613瑞浪市陶磁資料館08、中性焔焼成.JPG
~ 中世焔焼成。

s_190613瑞浪市陶磁資料館07、還元焔焼成.JPG
~ 還元焔焼成。

この実験を行ったのは、瑞浪市陶磁資料館専門委員で多治見市無形文化財「白天目」保持者に認定された青山双渓(双男)さんだそうです。

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企画展「桃山と昭和にひらいた華」、荒川豊蔵資料館で2019年8月4日(日)まで開催中 [東美濃のミュージアム]

岐阜県可児市(かにし)の荒川豊蔵資料館において2019年8月4日(日曜日)まで、

企画展
桃山と昭和にひらいた

が開かれています。

・会 期 :2019年4月27日(土)~8月4日(日)
・開館時間:午前9時30分~午後4時(最終入館午後3時30分)
・休館日 :月曜日(7月15日は開館)、5月7日(火)、7月16日(火)
・入館料 :一般200円、高校生以下・障害者と付添者は無料。

s_190524荒川豊蔵資料館01、牟田洞古窯趾(石碑).JPG
~ 牟田洞古窯趾(石碑)、1968年(昭和43年)建立。石碑の後ろの建物は陶房です。

陶房横の急な階段を上ると、荒川豊蔵資料館です。真っ直ぐ進むと、志野と瀬戸黒で国の重要無形文化財技術保持者(人間国宝)に認定された荒川豊蔵さん(1894~1985年)の居宅、陶房などの見学ができます(無料)。

s_190524荒川豊蔵資料館02、資料館への階段.JPG
~ 荒川豊蔵資料館への階段。

さて、2019年3月1日(金曜日)午後1時55分頃、美濃桃山陶の聖地「荒川豊蔵作陶の地」のメイン施設である荒川豊蔵資料館を訪ねました。

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~ 荒川豊蔵資料館は、荒川豊蔵さんの自作・自筆作品および古陶磁器、工芸、古書画、出土陶片などの豊蔵コレクションを所蔵しています。

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~ 今回の企画展においては、桃山様式の茶陶を中心とした豊蔵コレクションとそれらを模倣するという過程を経て創造された豊蔵作品が展示されています。

それでは、今回の企画展において展示されている、荒川豊蔵さんが収集した鎌倉から室町期のやきものと荒川豊蔵さんの自作品の一部をご覧ください。

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~ 荒川豊蔵資料館の展示室。

s_190524荒川豊蔵資料館09、瀬戸黒茶碗(桃山、美濃古窯出土).JPG
~ 瀬戸黒茶碗(桃山時代、美濃古窯出土)。

s_190524荒川豊蔵資料館10、志野天目呼継茶碗(桃山、窯下窯).JPG
~ 志野天目呼継茶碗(桃山時代、窯下窯出土片を接合)。

s_190524荒川豊蔵資料館12、瀬戸黒茶碗(昭和10年、豊蔵作).JPG
~ 瀬戸黒茶碗(昭和10年、荒川豊蔵作)。

s_190524荒川豊蔵資料館16、志野茶碗銘瑞雲(昭和35年、豊蔵作).JPG
~ 志野茶碗 銘 瑞雲(昭和35年、荒川豊蔵作)。

☆ 荒川豊蔵資料館(岐阜県可児市久々利柿下入会352番地)

※今回載せた写真はすべて、2019年5月24日に撮ったものです

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人間国宝・加藤孝造さんの瀬黒茶盌で一服@多治見市美濃焼ミュージアム [東美濃のミュージアム]

2019年4月3日(水曜日)の午後1時5分頃、多治見市美濃焼ミュージアムへ行ってきました。

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多治見市美濃焼ミュージアムを訪ねたのは、1年間何回でも利用できる年間パスポートを更新するためです。観覧料が大人310円なので、4回観覧すれば元が取れます。

さて、年間パスポートの更新後、立礼茶室において、お抹茶とお菓子をいただきました。呈茶代は一般500円に対し、年パス会員は400円です。

9つの今月の茶碗から選んだのは、瀬戸黒の技術で人間国宝・加藤孝造さんの「黄瀬戸茶盌」です。

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~ 和菓子は、御菓子処「松谷園」の「うながっぱ 美濃初衣」(多治見市の花・桔梗の形のこし餡に きな粉と抹茶をまぶした和菓子)。

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~ 人間国宝・加藤孝造さんの瀬戸黒茶盌。

☆ 多治見市美濃焼ミュージアム(岐阜県多治見市東町1-9-27)


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コレクション展「近現代の美濃陶芸 古典復興からの展開」、2019年7月21日(日)まで開催中〔岐阜県現代陶芸美術館〕 [東美濃のミュージアム]

岐阜県多治見市にあるセラミックパークMINO内にある「岐阜県現代陶芸美術館」において2019年7月21日(日曜日)まで、

コレクション展 明治150年記念2
近現代の美濃陶芸 古典復興からの展開

が開催されています。

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~ コレクション展「近現代の美濃陶芸 古典復興からの展開」のチラシ。

・展覧会名:コレクション展「近現代の美濃陶芸 古典復興からの展開」
・会期  :2019年3月9日(土曜日)~7月21日(日曜日)
・開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
・休館日 :月曜日(ただし4月29日、5月6日、7月15日は開館)、
      5月7日(火)、7月16日(火)
・観覧料 :一般330円、大学生220円、高校生以下無料


正坐の文化―煎茶道の文化とその思想

正坐の文化―煎茶道の文化とその思想

  • 作者: 香山, 安居
  • 出版社/メーカー: 五月書房
  • 発売日: 2022/03/04
  • メディア: 単行本


さて、2019年3月9日(土曜日)午前10時40分頃、コレクション展「近現代の美濃陶芸 古典復興からの展開」が開かれている「岐阜県現代陶芸美術館」へ行ってきました。

今回は多治見駅を午前10時10分に発車した多治見市コミュニティバス「ききょうバス(おりべ観光ルート)」を利用しました。時刻表通り、午前10時33分にセラミックパークMINOに到着。

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~ セラミックパークMINOの駐車場にあるロータリーに停車中の「ききょうバス(おりべ観光ルート)。

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~ 多治見市コミュニティバス「ききょうバス(オリベ観光ルート)」は、土・日・祝日のみ運行です。ご注意ください。

バス停より岐阜県現代陶芸美術館まではギャラリーウォークを歩きます。

s_190309セラミックパークMINO04、ギャラリーウォーク.JPG
~ ギャラリーウォーク。

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~ 岐阜県現代陶芸美術館のエントランス。

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~ コレクション展「近現代の美濃陶芸 古典復興からの展開」が開かれているギャラリーⅠ。

展示作品の撮影は禁止されていますので写真はありません。

s_190309セラミックパークMINO10、撮影禁止.JPG

今回のコレクション展においては、次のセクションに分けて展示がおこなわれていました。

Ⅰ 明治生まれの陶芸家たち1
 ・ 美濃桃山陶の復興
   荒川豊蔵・林 景正・加藤十右兵衛・加藤景秋
 ・ 荒川豊蔵の周辺「からひね会」と「水月窯」
   川喜田半泥子・三輪休和・金重陶陽・荒川豊蔵・荒川武夫
Ⅱ 明治生まれの陶芸家たち2
 ・ 中国・日本の古典に学んで
   五代加藤幸兵衛・加藤土師萌
 ・ 富本憲吉と小山冨士夫
Ⅲ 大正生まれの陶芸家たち 東洋の古典に学んで
   塚本快示・加藤卓男
Ⅳ 昭和前半生まれの陶芸家たち 美濃の伝統と陶芸家の個性
   若尾利貞・鈴木 藏・加藤孝造・安藤日出武・玉置保夫・林 正太郎

ギャラリーⅠの11室においては、

受贈記念コレクション展
加藤孝造 作品展示

が行われていて、平成28年度に人間国宝・加藤孝造さんより寄贈された作品群が展示されています。

なお、セラミックパークMINO内にある茶室「懸舟庵」において2019年3月24日(日曜日)、多治見市茶華道連盟主催の月釜が開かれます。時間は午前10時~午後3時、一服800円(茶菓子付)。お問い合わせは、電話(0572)28-3200(財団事務所)まで。

s_190309セラミックパークMINO06、茶室「懸舟庵」.JPG
~ 池畔にある茶室「懸舟庵」。

☆ 「岐阜県現代陶芸美術館」
 (岐阜県多治見市東町4-2-5セラミックパークMINO内)

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