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「松坂屋名古屋駅店」へ行ってきました [百貨店・ショッピングセンター]

名古屋へ出かける用事のついでに
名鉄名古屋駅到着後、ユーハイムのバームクーヘンを買うために
10月13日(土曜日)午前11時20分頃、
「松坂屋名古屋駅店」へ行ってきました。

「松坂屋名古屋駅店」の1階入り口から入り、
ユーハイムの売場へ向かう途中、
インフォメーションカウンターの横を過ぎると、
「赤福」の売場があることに気づきました。
(「赤福松坂屋駅前店」(?))

「赤福」の売場には当然、
「赤福餅」は並んでいませんでした。
代わりに、株式会社赤福と松坂屋からの
お詫びのメッセージがショーケースの上に置かれていました。

「赤福」が休業した理由は、
新聞・テレビなどのマスコミで報道された通り、
「赤福餅」の販売においてJAS法に違反する不適正表示があったことに対して
農林水産省から行政指導(指示公表)を受けたからです。

この「赤福」の不適正表示に関して、
若林農林水産大臣は10月12日(金曜日)の閣議後の記者会見で、
「こんな老舗がよもや表示違反があるとも思っていませんでしたから・・・」と発言されています。 

NHKラジオのニュースで、この若林農林水産大臣の発言を聞いて、
私は驚きました。

驚いたというよりも、若林農林水産大臣の認識は甘すぎると感じました。

それはなぜかというと、
 ①老舗(歴史がある、ブランド力がある)だから、
   不適正表示はしないとは言い切れない。
 ②また、会社の規模が大きければ、すなわち大企業は、
   不適正表示はしないとも言い切れない。
 ③すなわち、会社の歴史、会社の規模などではなく、
   不適正表示を行う会社は、会社の姿勢が悪い、
   言い換えると、会社の‘品質’が劣っている。
からです。

このことは、今年1月に発覚した「不二家」の消費期限切れ原料使用問題等、
9月に発覚した「伊藤ハム」による豚肉原産地偽装問題を見れば、
明らかです。
 ●不二家は1910年に創業した会社で、
   ‘ペコちゃん’というブランドがあります。
 ●伊藤ハムは日本で二番目に大きいハム会社です。

さて、石屋製菓「白い恋人」、
そして赤福「赤福餅」は
いずれも人気のある観光土産です。

観光土産は、季節、曜日、天候などにより販売量が大きく左右されるために、
販売数量の予測が難しい加工食品です。

観光土産を製造販売する会社が、
「販売の機会損失を減らしたい」、
「製造したけど販売できなかった商品を再利用したい」など
‘もっと売りたい’と考えることは理解できなくもありません。

しかし、よく考えてみましょう。

このような考え方は、製造者・販売者の立場に立ったもので、
消費者/お客様の立場には立ったものではありません。
食品表示(商品説明書、商品情報)が正しくなかったら、
消費者/お客様が正しい選択(意思決定)をできない可能性があるからです。

人気のある観光土産における不適正表示が続きましたね。

「白」、「赤」の次は、「何色」でしょうか?


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