「ロイヤルホスト岐大バイパス店」へ行ってきました

日経文庫「現代の外食産業」（茂木信太郎・著、１９９７年４月７日１版発行）の『Ⅱ様々な業種・業態』「３　ファミリーレストラン」に次のような記載があります。

・・・引用開始
FRは７０年に東京・国立郊外にすかいらーくが１号店（当時スカイラーク）を出店したのがはじまりです。ちなみに、ロイヤルホスト１号店（北九州市黒埼）は７１年、デニーズ１号店（横浜市上大岡）は７４年のオープンです。
・・・略・・・
すかいらーくは当時「ファミリーでも安心してご利用いただけるレストラン」を宣伝文句としていたのですが、そのころはまだ家族揃って外食を楽しむという習慣がありまり普及していませんでした。郊外での新しい生活スタイルとしての家族外食を演出する装置を開発していった結果としてでき上がったのがFRだということになります。このコンセプト、FRがめざしたところはそれまでの業種項目では表現できません。まさしくFRという業態表現が必要とされたのです。
・・・引用終了

８月１３日（日）午前１１時過ぎに「ロイヤルホスト岐大バイパス店」へ行ってきました。
お盆休みということもあるのか、普段の日曜日よりもお客様数が多く、
さらに普段の客層とは、他県ナンバーの車が多いことも含め、異なっていました。
　●ファミリー（親子）
　●ファミリー（三世代）
　●若い女性３人（プチ同窓会的？）
　●男性の友人同士

１９７０年代に誕生したFRですが、今日ではその当時のコンセプトそのままでは通用しないようです。

「ロイヤルホスト岐大バイパス店」に初めて行って以来、１８年くらいになりますが、
「ロイヤルホスト」も変わりました。（時系列ではありません）
　●ドリンクバーができた
　●爪楊枝がテーブル置いてある
　●制服が変わった
　●メニューが毎月変わる
　●新聞折込ちらしが入った
　●各種割引がある
　●JALカードの特約店になった
　●等々

変わっていないのは建物だけかもしれません。

ちなみに、「ロイヤルホスト」はFRではなく、Hospitality Restaurantだそうです。