「湖東焼窯場跡採取品展」へ行ってきました〔@旧彦根藩足軽組屋敷 善利組 服部家住宅〕 [彦根めぐり(滋賀県彦根市)]
国宝・彦根城で知られる滋賀県彦根市には、江戸時代の足軽屋敷の町割りが静かな住宅地として今も残っています。
彦根市文化財解説シート「善利組足軽屋敷」を参照すると、「足軽く疾走する歩卒(ほそつ)」という意味の「足軽」屋敷は、城下町のもっとも外側に、城下を取り囲むように屋敷を連ね、彦根城と城下町を守る役割を担っていたそうです。
足軽屋敷の中で最大規模だったのは「善利(せり)組足軽屋敷」(現在の芹橋2丁目辺り)で、外堀と善利川(芹川)の間の東西約 750m、南北約 300mを占めたそうです。
この「善利組足軽組屋敷」が2017年10月14日(土曜日)と15日(日曜日)に特別公開されました。
~ 昭和新道(旧外堀)より辻番所通りを撮る。
~ 今回特別公開された足軽組屋敷の一つ「吉居家住宅」。
~ 辻番所・旧磯島家住宅。足軽屋敷解説板が設置されています。
さて、2017年10月15日(日曜日)の午後0時20分頃に、特別公開された足軽組屋敷の一つ服部家住宅を訪ねました。
~ 服部家住宅の解説板。
服部家住宅においては、NPO法人湖東焼を育てる会による「湖東焼窯場跡採集品展」が行われており、コンテナボックスに入った佐和山麓に残る湖東焼窯場跡より採集された陶磁片、窯道具などが展示されていました。
湖東焼を育てる会のメンバーが服部家住宅において、これらの陶磁片、窯道具などを一つ一つていねいに整理分類しているそうです。
~ 採集した陶磁片、窯道具の整理分類などを行う作業机。
美術品として価値がある「湖東焼」は、彦根城博物館やたねや美濠美術館で観覧することができます。一方、歴史的な価値がある湖東焼窯場跡で採集された陶磁片、窯道具などを観覧する機会は少ないと思います。
ただの欠片(かけら)と言ってしまえば、それまでですが、出土陶磁片・窯道具を眺めながら幸田真音さんの「藍色のベンチャー」に書かれた湖東焼が焼かれた江戸時代末期へと時間旅行ができました。
彦根市文化財解説シート「善利組足軽屋敷」を参照すると、「足軽く疾走する歩卒(ほそつ)」という意味の「足軽」屋敷は、城下町のもっとも外側に、城下を取り囲むように屋敷を連ね、彦根城と城下町を守る役割を担っていたそうです。
足軽屋敷の中で最大規模だったのは「善利(せり)組足軽屋敷」(現在の芹橋2丁目辺り)で、外堀と善利川(芹川)の間の東西約 750m、南北約 300mを占めたそうです。
この「善利組足軽組屋敷」が2017年10月14日(土曜日)と15日(日曜日)に特別公開されました。
~ 昭和新道(旧外堀)より辻番所通りを撮る。
~ 今回特別公開された足軽組屋敷の一つ「吉居家住宅」。
~ 辻番所・旧磯島家住宅。足軽屋敷解説板が設置されています。
さて、2017年10月15日(日曜日)の午後0時20分頃に、特別公開された足軽組屋敷の一つ服部家住宅を訪ねました。
~ 服部家住宅の解説板。
服部家住宅においては、NPO法人湖東焼を育てる会による「湖東焼窯場跡採集品展」が行われており、コンテナボックスに入った佐和山麓に残る湖東焼窯場跡より採集された陶磁片、窯道具などが展示されていました。
湖東焼を育てる会のメンバーが服部家住宅において、これらの陶磁片、窯道具などを一つ一つていねいに整理分類しているそうです。
~ 採集した陶磁片、窯道具の整理分類などを行う作業机。
美術品として価値がある「湖東焼」は、彦根城博物館やたねや美濠美術館で観覧することができます。一方、歴史的な価値がある湖東焼窯場跡で採集された陶磁片、窯道具などを観覧する機会は少ないと思います。
ただの欠片(かけら)と言ってしまえば、それまでですが、出土陶磁片・窯道具を眺めながら幸田真音さんの「藍色のベンチャー」に書かれた湖東焼が焼かれた江戸時代末期へと時間旅行ができました。
名勝「玄宮楽々園」〔夜間特別公開「観月の夕べ」開催中〕 [彦根めぐり(滋賀県彦根市)]
江戸時代に「槻御殿(けやきごてん)」と呼ばれていた旧彦根藩の下屋敷は現在、庭園部分が「玄宮園」、建物部分が「楽々園」と呼ばれています。
「玄宮園」は、魚躍沼(ぎょやくしょう)と呼ばれる大きな池を中心とした大池泉回遊式庭園です。観覧料は「玄宮園」単独で一般200円、年中無休。
~ 魚躍沼畔から見る対岸の臨池閣(りんちかく)、茶席「鳳翔台(ほうしょうだい)」、その先に彦根山に建つ国宝・彦根城天守。
「楽々園」にある建物へ入ることはできませんが、外から観覧することができます(観覧無料)。
~ 「楽々園」にある御書院(左)と地震の間。
※ここまで、彦根市教育委員会文化財課が作成した指定文化財解説シートを参照しました。また、今回掲載した写真はすべて、2017年10月8日に撮ったものです。
さて、2017年10月8日(日曜日)の午前11時45分頃、名勝「玄宮楽々園」へ行ってきました。
~ 「玄宮園」東口。
三連休の中日ということもあるのでしょうか、名勝「玄宮楽々園」は混んでいました。
魚躍沼畔を歩き、龍臥橋、高橋を渡って、築山に建つ茶席「鳳翔台」へ向かいました。
茶席「鳳翔台」も混んでいました。
なお、「玄宮園」においては9月30日より10月22日までの土日祝日9日間(午後6時30分~9時)、夜間特別公開「観月の夕べ」が開かれています(昼間の観覧券での入場はできませんのでご注意ください)。詳しいことは、彦根観光協会のウェブサイト「彦根観光ガイド」をご覧ください。
「玄宮園」は、魚躍沼(ぎょやくしょう)と呼ばれる大きな池を中心とした大池泉回遊式庭園です。観覧料は「玄宮園」単独で一般200円、年中無休。
~ 魚躍沼畔から見る対岸の臨池閣(りんちかく)、茶席「鳳翔台(ほうしょうだい)」、その先に彦根山に建つ国宝・彦根城天守。
「楽々園」にある建物へ入ることはできませんが、外から観覧することができます(観覧無料)。
~ 「楽々園」にある御書院(左)と地震の間。
※ここまで、彦根市教育委員会文化財課が作成した指定文化財解説シートを参照しました。また、今回掲載した写真はすべて、2017年10月8日に撮ったものです。
さて、2017年10月8日(日曜日)の午前11時45分頃、名勝「玄宮楽々園」へ行ってきました。
~ 「玄宮園」東口。
三連休の中日ということもあるのでしょうか、名勝「玄宮楽々園」は混んでいました。
魚躍沼畔を歩き、龍臥橋、高橋を渡って、築山に建つ茶席「鳳翔台」へ向かいました。
茶席「鳳翔台」も混んでいました。
なお、「玄宮園」においては9月30日より10月22日までの土日祝日9日間(午後6時30分~9時)、夜間特別公開「観月の夕べ」が開かれています(昼間の観覧券での入場はできませんのでご注意ください)。詳しいことは、彦根観光協会のウェブサイト「彦根観光ガイド」をご覧ください。
講演「湖東焼の盛衰と美」@彦根城博物館 [彦根めぐり(滋賀県彦根市)]
2017年10月8日(日曜日)の午後0時20分頃、国宝彦根城が建つ彦根山(金亀山)の麓にある彦根城博物館へ行ってきました。
~ 彦根城博物館の玄関。
午後1時30分より講堂において開催される講演「湖東焼の盛衰と美」に参加するためですが、早く着きすぎたので、江戸時代の能舞台を眺めることができるお茶席でお抹茶と和菓子をいただきました。
~ お茶席。
さて、彦根城博物館のお茶席は、椅子に腰かけてお抹茶をいただくことができる立礼席(りゅうれいせき)です。
一服500円(抹茶・和菓子)。
この日の和菓子は、おおすが「ささ栗」でした。
お茶席で一服した後、講演「湖東焼の盛衰と美」が行われる講堂へ向かいました。
☆ 彦根城博物館(滋賀県彦根市金亀町1-1)
☆ 2017年10月8日(日曜日)午後0時20分頃入館
~ 彦根城博物館の玄関。
午後1時30分より講堂において開催される講演「湖東焼の盛衰と美」に参加するためですが、早く着きすぎたので、江戸時代の能舞台を眺めることができるお茶席でお抹茶と和菓子をいただきました。
~ お茶席。
さて、彦根城博物館のお茶席は、椅子に腰かけてお抹茶をいただくことができる立礼席(りゅうれいせき)です。
一服500円(抹茶・和菓子)。
この日の和菓子は、おおすが「ささ栗」でした。
お茶席で一服した後、講演「湖東焼の盛衰と美」が行われる講堂へ向かいました。
☆ 彦根城博物館(滋賀県彦根市金亀町1-1)
☆ 2017年10月8日(日曜日)午後0時20分頃入館
彦根市指定文化財「足軽屋敷」が10月14日(土)・15日(日)に特別公開 [彦根めぐり(滋賀県彦根市)]
彦根に残る文化遺産を活用し次世代への継承・発展を目的に、啓発活動や調査研究を行っている「彦根歴史的風致活用実行委員会」が管理運営するウェブサイト「彦根文化遺産」に載っている「足軽組屋敷」を参照すると、滋賀県彦根市には、江戸時代の足軽屋敷の町割りが静かな住宅地として今も残っているそうです。
「足軽く疾走する歩卒(ほそつ)」という意味(参照:彦根市文化財解説シート「善利組足軽屋敷」)の「足軽」屋敷は、城下町のもっとも外側に、城下を取り囲むように屋敷を連ね、彦根城と城下町を守る役割を担っていたそうです。
「足軽屋敷」の中で最大規模だったのは「善利組足軽屋敷」(現在の芹橋2丁目辺り)で、外堀と善利川(芹川)の間の東西約 750m、南北約 300mを占めたそうです。
~ 「善利組足軽組屋敷」だった旧磯島家住宅に隣接する辻番所、2017年9月19日撮影。
さて、彦根市指定文化財「足軽組屋敷」が2017年10月14日(土曜日)・15日(日曜日)に特別公開されます。
~ 彦根市の本町1丁目交差点付近にあった「足軽組屋敷特別公開(2017年度)」の案内板。
2017年度の特別公開で企画されている主なイベントは次の通りです。
1.辻番所・旧磯島邸
お茶席(14日)、講演会(15日)、押花展
2.服部邸
「湖東焼窯場跡」採集品展(湖東焼を育てる会)
3.林邸
足軽カフェ オープン、湖東焼の展示&即売
~ 「善利組足軽屋敷」(旧磯島家住宅、辻番所)。
~ 「善利組足軽屋敷」(服部家住宅)。
詳しいイベント内容は、特定非営利活動法人「彦根景観フォーラム」のブログ記事をご参照ください。
「足軽く疾走する歩卒(ほそつ)」という意味(参照:彦根市文化財解説シート「善利組足軽屋敷」)の「足軽」屋敷は、城下町のもっとも外側に、城下を取り囲むように屋敷を連ね、彦根城と城下町を守る役割を担っていたそうです。
「足軽屋敷」の中で最大規模だったのは「善利組足軽屋敷」(現在の芹橋2丁目辺り)で、外堀と善利川(芹川)の間の東西約 750m、南北約 300mを占めたそうです。
~ 「善利組足軽組屋敷」だった旧磯島家住宅に隣接する辻番所、2017年9月19日撮影。
さて、彦根市指定文化財「足軽組屋敷」が2017年10月14日(土曜日)・15日(日曜日)に特別公開されます。
~ 彦根市の本町1丁目交差点付近にあった「足軽組屋敷特別公開(2017年度)」の案内板。
2017年度の特別公開で企画されている主なイベントは次の通りです。
1.辻番所・旧磯島邸
お茶席(14日)、講演会(15日)、押花展
2.服部邸
「湖東焼窯場跡」採集品展(湖東焼を育てる会)
3.林邸
足軽カフェ オープン、湖東焼の展示&即売
~ 「善利組足軽屋敷」(旧磯島家住宅、辻番所)。
~ 「善利組足軽屋敷」(服部家住宅)。
詳しいイベント内容は、特定非営利活動法人「彦根景観フォーラム」のブログ記事をご参照ください。
「たねや美濠美術館」において特集陳列「絵師たちの仕事・美しい絵図の器」、2018年1月下旬まで [彦根めぐり(滋賀県彦根市)]
湖東焼(ことうやき)は、彦根城下の呉服商・絹屋半兵衛らによる文政12年(1829年)の開窯から明治28年(1895年)の山口喜平窯の閉窯までの67年間、彦根で焼かれた焼物です。
~ 湖東焼の開祖と呼ばれている絹屋半兵衛の屋敷(彦根市元町2-16)。
湖東焼が主に焼かれた佐和山山麓の餅木谷(もちのきだに)の湖東焼窯場跡(彦根市古沢町字石ケ崎の合計8,550㎡)は、平成3年(1991年)3月30日に滋賀県の指定史跡に指定されています。
湖東焼窯場跡は、近江鉄道本線の佐和山トンネルの彦根側の西側にあります。
~ 正面の山が佐和山です。
※以上4枚の写真は、2017年5月28日に撮影したものです。
さて、2017年9月19日(火曜日)の午前11時5分頃に、たねや美濠(みほり)美術館」へ行ってきました。
「たねや美濠美術館」は、たねやグループの「たねや彦根美濠の舍(みほりのや)」に併設された湖東焼に特化された美術館です。
~ 「たねや彦根美濠の舍」。
「たねや彦根美濠美術館」において2018年1月下旬までの期間、特集陳列「絵師たちの仕事・美しい絵図の器」が行われています。
湖東焼の急須、煎茶碗などが展示(作品展示数:54点)されていますが、写真撮影禁止です。
☆ 「たねや美濠美術館」
・住 所 :滋賀県彦根市本町1丁目2-33「たねや彦根美濠の舍」内)
・開館時間:午前10時~午後5時
・休館日 :不定休(年末年始、展示替え期間中)
・入館料 :500円(税込)
・備 考 :湖東焼についての詳しいご説明が必要な場合は、
土日祝日に限り美術館担当者による案内可。
にほんブログ村
~ 湖東焼の開祖と呼ばれている絹屋半兵衛の屋敷(彦根市元町2-16)。
湖東焼が主に焼かれた佐和山山麓の餅木谷(もちのきだに)の湖東焼窯場跡(彦根市古沢町字石ケ崎の合計8,550㎡)は、平成3年(1991年)3月30日に滋賀県の指定史跡に指定されています。
湖東焼窯場跡は、近江鉄道本線の佐和山トンネルの彦根側の西側にあります。
~ 正面の山が佐和山です。
※以上4枚の写真は、2017年5月28日に撮影したものです。
さて、2017年9月19日(火曜日)の午前11時5分頃に、たねや美濠(みほり)美術館」へ行ってきました。
「たねや美濠美術館」は、たねやグループの「たねや彦根美濠の舍(みほりのや)」に併設された湖東焼に特化された美術館です。
~ 「たねや彦根美濠の舍」。
「たねや彦根美濠美術館」において2018年1月下旬までの期間、特集陳列「絵師たちの仕事・美しい絵図の器」が行われています。
湖東焼の急須、煎茶碗などが展示(作品展示数:54点)されていますが、写真撮影禁止です。
☆ 「たねや美濠美術館」
・住 所 :滋賀県彦根市本町1丁目2-33「たねや彦根美濠の舍」内)
・開館時間:午前10時~午後5時
・休館日 :不定休(年末年始、展示替え期間中)
・入館料 :500円(税込)
・備 考 :湖東焼についての詳しいご説明が必要な場合は、
土日祝日に限り美術館担当者による案内可。
にほんブログ村