SSブログ

東海農政局「食品安全セミナー(2019年4月)」、4月24日(水曜日)に開催されます。 [東海農政局「食品安全セミナー」]

2001年9月10日に日本で初めてBSE(牛海綿状脳症)に感染した乳用牛が確認されました。BSEの発生は「日本の食品は安全だ」と信じていた日本人にとって信じられないできごとで、日本の食品の安全神話が崩壊したことを意味しました。翌年2002年に入ると、BSE緊急対策を悪用した牛肉の産地偽装などの食品表示違反が次々と発覚しました。

日本の食品安全行政は、BSE問題とそれに続く食肉等の偽装問題を契機に大きく変わりました。すなわち、リスクゼロという考え方から「100%安全(ゼロリスク)の食品はない」という考え方に変わったのです。

食品の安全性を確保するために現在、食品安全行政に導入されているのが、2003年に制定された食品安全基本法(平成十五年法律第四十八号)に規定されている「食品のリスク分析(アナリシス)」という考え方です。「食品のリスク分析(アナリシス)」を構成するのは、リスク評価、リスク管理、リスクコミュニケーションの3つの要素です。






さて、「食品のリスク分析(アナリシス)」において厚生労働省とともに「リスク管理」を担っている農林水産省の地方組織の東海農政局は2019年度も、前年度に続き、「食品安全セミナー」を毎月1回開催するそうです(参加費:無料)。

s_190313東海農政局「食品安全セミナー」02.JPG
~愛知県・岐阜県・三重県を管轄する東海農政局は、名古屋城正門エリアにある「金シャチ横丁義直ゾーン」の隣にあります。この写真は2019年3月13日に撮影したものです。

「食品のリスク分析(アナリシス)」を構成する要素の一つ「リスクコミュニケーション」の一環である東海農政局「食品安全セミナー」は、年間統一テーマが「食品安全と行政の取組」の第1部と毎月変わる食品安全に関する個別テーマの第2部の2部構成です。

2019年度第1回目となる「食品安全セミナー(2019年4月)」は、2019年4月24日(水曜日)午後1時30分より開催されます。

s_DSC_4544.JPG
~ 東海農政局「食品安全セミナー(2019年4月)」の開催案内チラシ。

前記の「食品安全基本法」には、国の責務(第六条)、地方公共団体の責務(第七条)、食品関連事業者の責務(第八条)に続いて、消費者の役割(第九条)が次の通り明記されています。

(消費者の役割)第九条 消費者は、食品の安全性の確保に関する知識と理解を深めるとともに、食品の安全性の確保に関する施策について意見を表明するように努めることによって、食品の安全性の確保に積極的な役割を果たすものとする。


食品の安全と安心、食品表示、食品安全行政などにご興味のある方はぜひ、東海農政局「食品安全セミナー」にご参加下さい。

東海農政局主催の「食品安全セミナー」の開催予定、参加者募集中のセミナー、これまでの開催状況など詳細につきましては、東海農政局ホームページの「食品安全セミナー」ページをご参照願います。http://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/iken/seminar/index.html 

 




nice!(103)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 103

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。