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三州足助屋敷 食の学校「寒茶作り」〔紅葉の名所で知られる香嵐渓がある豊田市足助町〕 [大人の社会見学(文化施設・セミナー・工場見学等)]

紅葉の名所として全国的に知られる香嵐渓がある愛知県豊田市足助町の三州足助屋敷は、手間ひまかけて作る楽しさ、美味しさを感じて学ぶ料理教室「足助屋敷 食の学校~手づくりは最高のごちそう!」を開催しています。

2018年度版のプログラムを参照すると、梅干し作り、豆腐作り、こんにゃく作り、和菓子「ねりきり」を作ろう、寒茶作りなどが企画されています。

さて、2010年1月20日(日曜日)に開催された足助屋敷 食の学校「寒茶作り」 に参加しました。足助(あすけ)の寒茶は、全国的にも珍しい「大寒の頃に自生する茶の木から枝ごと茶葉を刈り取り、蒸した後に乾燥させて仕上げる」ご当地番茶です。

s_190120足助屋敷寒茶作り06、第1会場「薫楓亭」.JPG
~ 受付&セミナー会場の「薫楓亭(くんぷうてい)」。

参加費2,400円(昼食代込み)。

朝からの降雨により巴川沿いの急斜面での茶葉の摘採が中止となったためにスケジュールが大幅に変更となりました。当日のスケジュールは次の通りです。

10:00~10:03 開会の挨拶(三州足助屋敷 食の学校担当・村瀬さん)
10:04~11:20 説明(講師:河合さん)と講義(講師:松下さん)
11:30~12:10 昼食(檜茶屋で桧定食)
12:25~12:35 茶の木自生地の見学(足助町水戸)
12:45~13:30 寒茶作り見学(桧茶屋前)
13:30~14:30 質疑応答(薫楓亭)

s_190120足助屋敷寒茶作り08、河合さんによる説明.JPG
~ 足助の寒茶について説明をする講師の河合さん。

足助屋敷で30年以上の寒茶作りの経験がある河合さんによる足助の寒茶の説明と「お茶の原産地」の研究で知られる元愛知大学教授の松下さんによる講義が終わると、檜茶屋に移動して昼食です。

s_190120足助屋敷食の学校「寒茶作り」11①.JPG
~ 檜茶屋での昼食(桧定食:五平餅・鮎の塩焼き・山菜そば・季節の小皿)。

s_190120足助屋敷食の学校「寒茶作り」34、檜茶屋で提供されている寒茶.JPG
~ 檜茶屋で寒茶を飲むことができます。


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さて、檜茶屋での昼食後、車に乗って足助町水戸(みずと)の国道420号線沿いの巴川急斜面へ移動しました。

s_190120足助屋敷食の学校「寒茶作り」13、摘採地見学.JPG
~ 巴川の急斜面に自生する茶の木。

s_190120足助屋敷食の学校「寒茶作り」14.JPG

朝からの降雨により急斜面を滑り落ちる可能性があるので茶葉の摘みとりは中止となり、茶の木自生地の見学をした後、足助屋敷に戻りました。

足助屋敷の檜茶屋前のスペースにおいて、前日に枝ごと刈り取った茶葉を使っての寒茶作りを見学しました。

s_190120足助屋敷食の学校「寒茶作り」17、寒茶作り見学.JPG
~ 枝ごと樽に入れます。

s_190120足助屋敷食の学校「寒茶作り」19.JPG
~ 茶葉付の枝を(蒸気の通りをよくするため)立てて桶に入れます。

茶葉付の枝を詰め終わったら、樽を蒸し器にのせます。

s_190120足助屋敷食の学校「寒茶作り」20.JPG

40分ほど蒸したら、枝付茶葉を取り出します。

s_190120足助屋敷食の学校「寒茶作り」24.JPG

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~ 茶葉を枝から外します(簡単に外れます)。

次の工程は仕上げの日干しですが、日数がかかるのでここで寒茶作り見学はここで終了です(この後、質疑応答のために薫楓亭へ移動しました)。

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~ 檜茶屋で販売されている足助の番茶。

☆ 三州足助屋敷 食の学校「寒茶作り」(愛知県豊田市足助町稲盛36)

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ハマコウ

ご報告、大変楽しく読ませていただきました。
この寒い時期に、自生する茶の木からお茶がつくられることを初めて知りました。
「寒茶」の名前もいいですね。
by ハマコウ (2019-01-22 18:28) 

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