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古書の博物館「西尾市岩瀬文庫」へ行ってきました・・・10 〔連続講座「日本美術にみる死の表現」―西尾市岩瀬文庫所蔵「九相詩絵巻物」を中心に〕 [西尾市岩瀬文庫(愛知県西尾市)]

愛知県西尾市出身の実業家・岩瀬弥助が1908年(明治41年)に創設した私立図書館から始まった古書の博物館「西尾市岩瀬文庫」が、西尾市立図書館の隣にあります。

151101西尾市岩瀬文庫① (コピー).JPG

151101西尾市岩瀬文庫③ (コピー).JPG
~ 右側の建物は本館、正面左側の茶色の建物は旧書庫。

蔵書数8万冊余り、入館料無料。



「西尾市岩瀬文庫」において2015年12月6日(日曜日)までの期間、

企画展「江戸の美味しさ召し上がれ」
~素晴らしき料理本の世界~

が本館2階の企画展示室において開催されています。

151101西尾市岩瀬文庫⑦、企画展「江戸の美味しさ召し上がれ」 (コピー).JPG

企画展「江戸の美味しさ召し上がれ」は、料理本が次の4つのテーマに分類されて展示されています。

1.江戸時代の料理本リターンズ-まだまだあるぞ!料理本-
2.菓子本の世界―美しさと豊かさを味わう
3.名家の献立をのぞいてみよう-上流階級の暮らしぶりから-
4.再現!江戸時代の料理-今、江戸を味わう-

151101西尾市岩瀬文庫⑧、企画展(菓子本の世界)コーナー (コピー).JPG

151101西尾市岩瀬文庫⑨、江戸流行菓子話船橋 (コピー).JPG

151101西尾市岩瀬文庫⑩、干蒸菓子之形 (コピー).JPG



さて、2015年11月1日(日曜日)の午後1時前、古書の博物館「西尾市岩瀬文庫」へ行ってきました。

151101西尾市岩瀬文庫④ (コピー).JPG
~ エントランスにある案内パネル。

入館したら休憩室へ急行、西尾の抹茶で一服。

151101西尾市岩瀬文庫⑤、休憩室でお抹茶 (コピー).JPG
~ 200円(税込)。

午後1時を過ぎたので、地階の研修ホールへ向かいました。

151101西尾市岩瀬文庫⑪、講演会場受付 (コピー).JPG
~ 連続講座「史料から歴史の謎を読み解く2015」「日本美術にみる死の表現―西尾市岩瀬文庫所蔵「九相詩絵巻物」を中心に」、受講料無料。

講師は、共立女子大学文芸学部教授の山本聡美さん。

ちょっとグロテスクなスライドもありましたが、山本さんは日本美術にみる死の表現をとても熱く、とても楽しそうに解説してくださいました。

1)九相図(くそうず)とは何か
2)源信・空海による九相観の受容
3)九相観説話の流行
4)九相観説話の多様化、小町、檀林皇后、二人比丘尼
5)「九相詩絵巻」の成立と展開
6)幕末・明治期の「九相詩絵巻」

※つい最近までわたしは九相図のことを知りませんでした。腐敗する死体を九つの段階に分けて描く九相図のことを知ったのは、tamanossimoさんのブログ記事「腐敗する遊女」(2015-08-10)です。

☆ 古書の博物館「西尾市岩瀬文庫」(愛知県西尾市亀沢町480番地)
☆ 2015年11月1日(日曜日)午後0時50分頃~ 3時50分頃

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タグ:九相図 九相
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コメント 4

ちゅんちゅんちゅん

おはようございます!
西尾の抹茶シリーズ・・・
今年はいろいろ食べましたが
アポロチョコが美味しかったです(^^)
by ちゅんちゅんちゅん (2015-11-04 03:14) 

tamanossimo

wattanaさま~♪
コメントもありがとうございました。
もぉ…興味深々ですよね!?
あたしも受講してみたいです~~っ
by tamanossimo (2015-11-04 05:28) 

wattana

ちゅんちゅんちゅんさん、おはようございます。
西尾の抹茶、
製菓用の原料として使われることが多くなり、
知名度がアップしていますね。
by wattana (2015-11-04 06:24) 

wattana

tamanossimoさん、おはようございます。
知らなかった世界、とても興味深い話でした。
こちらこそ、ありがとうございました。

by wattana (2015-11-04 06:29) 

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