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「土岐市美濃陶磁歴史館」へ行ってきました・・・5 〔特別展「元屋敷窯発掘史」開催中〕 [東美濃のミュージアム]

2015年10月3日(土曜日)の午前11時頃に、岐阜県土岐市泉町久尻にある「土岐市美濃陶磁歴史館」へ行ってきました。

151003土岐市美濃陶磁歴史館③、外観 (コピー).JPG
~ JR土岐市駅から北へ歩いて10分ほどです。

「土岐市美濃陶磁歴史館」では12月13日(日曜日)までの期間、

土岐市美濃陶磁歴史館特別展「元屋敷窯発掘史」
-美濃桃山陶の再発見と古窯跡発掘ブームの中で -

が開催されています。

151003土岐市美濃陶磁歴史館⑤ (コピー).JPG

入館料は、大人200円、大学生100円、高校生以下無料。

今回の特別展「元屋敷窯発掘史」は、5つのセクションに分かれていました。

151003土岐市美濃陶磁歴史館⑥ (コピー).JPG
※館内は全館撮影禁止。

 第1章 窯跡出土の美濃桃山陶
 第2章 伝世した桃山陶
 第3章 美濃桃山陶の再発見
 第4章 桃山陶復興
 第5章 元屋敷窯発掘と美濃古窯調査

この5つのセクションの中で、最大のハイライトは第3章 美濃桃山陶の再発見です。

昭和5年(1930年)に人間国宝・荒川豊蔵が大萱(現在の可児市)で志野陶片を発見したことで、
それまで黄瀬戸や志野などの桃山陶は瀬戸で焼かれていたという定説が覆され、一大センセーションが巻き起こったそうです。

この発見により美濃古窯発掘ブームが起こり、古窯跡では乱掘、盗掘が進んだそうですが、元屋敷窯においては窯跡の調査や出土品の保存を図った人たちがいたそうです。

・・・詳しいことは、「土岐市美濃陶磁歴史館」でご覧ください。

さて、元屋敷窯(元屋敷陶器窯跡)は、土岐市美濃陶磁歴史館から歩いて5分ほどの織部の里公園にあります。

151003元屋敷陶器窯跡② (コピー).JPG

151003元屋敷陶器窯跡④ (コピー).JPG

元屋敷窯は、16世紀後半から17世紀初頭まで操業し、黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部といった美濃桃山陶を生産していたそうです。

151003元屋敷陶器窯跡③ (コピー).JPG

昭和42年(1967年)に国の史跡に指定された「元屋敷陶器窯跡」から出土した資料2,431点は、茶の湯の文化を伝える貴重な資料として平成25年(2013年)に重要文化財に指定されました。

151003元屋敷陶器窯跡⑤、連房式登窯(上から) (コピー).JPG
~ 美濃地方最古の14の燃焼室をもつ連房式登窯の「元屋敷窯跡」。

151003元屋敷陶器窯跡⑥、連房式登窯(下から) (コピー).JPG

☆ 「土岐市美濃陶磁歴史館」
  (岐阜県土岐市泉町久尻1263番地)
☆ 2015年10月3日(土曜日)午前11時5分頃利用

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