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お菓子処「うばがもちや 本店」へ行ってきました 〔草津宿名物「姥が餅」を食べてきました〕 [甘いもの(和菓子・スイーツ・パン)]

旅の楽しみの一つは、その土地の名物の食べ物を食べることです。

歩く旅が基本だった江戸時代もそうでした。

他のブログ記事でも引用しましたが、「お伊勢参り」(鎌田道隆・著 中公新書)などを参照すると、江戸時代の旅人の1日当たりの歩行距離は、8里(32km)から10里(40km)だったそうです。


お伊勢参り - 江戸庶民の旅と信心 (中公新書)

お伊勢参り - 江戸庶民の旅と信心 (中公新書)

  • 作者: 鎌田 道隆
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2013/02/22
  • メディア: 新書


1日にこれだけの距離を歩く旅人が疲れを癒すため、空腹を満たすためなどに、渡河点や峠などに茶店や立場(たてば)と呼ばれる休憩所があったそうです。

東海道五十三次の(江戸から)52番目の宿場町で、東海道と中山道が分岐・合流した草津宿(滋賀県草津市)には、「姥ヶ餅」(うばがもち)という名物のお餅を売るお店があったそうです。

歌川広重の浮世絵などに描かれている「姥ヶ餅」を売っていたお店があったのは、東海道から矢橋街道が分岐する角地です。

131003乳母ヶ餅屋跡地と矢倉道標 (コピー).JPG
~ 姥ヶ餅を売っていたお店があった場所の北の軒先に寛政10年(1798)に建てられたという石造の道標「矢倉道標」があります(滋賀県草津市矢倉二丁目2-1)。2013年10月3日(木曜日)撮影。姥ヶ餅を売っていたお店の跡地には現在、瓢箪を製造販売されている瓢泉堂という店があります(*注)。

(*注)滋賀県公式観光サイト「滋賀県観光案内」などを参照しました。

400年以上の歴史があると言われる姥ヶ餅は今も草津名物として販売されています。

さて、2013年10月3日(木曜日)の午後0時半過ぎに、滋賀県草津市大路二丁目にあるお菓子処「うばがもちや 本店」へ行ってきました。

131003うばがもちや本店① (コピー).JPG
~ 国道1号線の国道大路交差点の西側角にある名代「宿場そば」の一角にあります。

お菓子処「うばがもちや」は、明治22(1889)年創業の株式会社南洋軒(本社:滋賀県草津市)が運営しています。

131003うばがもちや本店② (コピー).JPG

「うばがもちや 本店」には食べるスペースがないので、名代「宿場そば」のテーブル席でいただきました。

131003うばがもちや本店③、うばがももち6粒 (コピー).JPG
~ 「うばがもち」の最小ロットの6粒入を食べました。250円(税込)。

131003うばがもちや本店④、うばがもち6粒 (コピー).JPG

お菓子処「うばがもちや」を運営している南洋軒の創業者の南新助さんは、株式会社日本旅行を明治38年(1905年)に創業したそうです。

☆ お菓子処「うばがもちや 本店」(滋賀県草津市大路二丁目13番19号)
★ 2013年10月3日(木曜日)午後0時35分頃利用

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コメント 8

ゆう

赤福みたいな感じですか?
6個、一人で食べると大変ですね。 (* ̄∇ ̄*)
by ゆう (2013-10-04 12:08) 

wattana

ゆうさん、
お餅を漉し餡で包んだアンコロ餅です。
赤福餅よりも小さいので、一人で6粒は問題ないです。
by wattana (2013-10-04 16:40) 

はせお

こんばんは。
美味しそうな餡子ですね(^-^)
by はせお (2013-10-04 21:10) 

ちゅんちゅんちゅん

こんばんは!
上の白い粒?はお砂糖ですか(・・?
赤福より 甘い感じを受けます(^^)
by ちゅんちゅんちゅん (2013-10-05 03:48) 

wattana

はせおさん、
甘い餡子でした。
by wattana (2013-10-05 06:09) 

wattana

ちゅんちゅんちゅんさん、おはようございます。
山芋と白あんの練切りで、「乳母が幼君に奉じた乳房を餅の上に表している」そうです。赤福餅も甘いですが、姥ヶ餅も甘かったです。

by wattana (2013-10-05 06:13) 

履歴書の見本

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
by 履歴書の見本 (2013-10-18 10:05) 

wattana

履歴書の見本さん、
ご訪問、そしてコメントをありがとうございました。
by wattana (2013-10-19 04:32) 

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