「名城大学農学部 市民開放講座」を受講しました

土曜日の午前中、
名古屋市天白区塩釜口にある
「名城大学 天白キャンパス」へ行ってきました。



目的は、
名城大学農学部主催の
「市民開放講座」を受講することです。



さて、
「食の安全・安心」がテーマとなっている
「市民開放講座」は、
２つの講演で構成されていました。

　◆ 講演１ 「食の安全のための食品メーカーの取組」

　◆ 講演２ 「食べる ‘‘時’’ を考える　－体内時計の役割－」

講演１の 「食の安全のための食品メーカーの取組」では、
演者の名古屋圏に本社がある食品メーカーの部長から
同社の取組について説明がありました。

講演の中で興味があったのは、
食品の安全性確保のための微生物制御技術の話で、
次の２つの食品について説明がありました。

　① 伝統的醸造食品 （醤油・豆味噌）
　② 加圧加熱食品 （レトルト食品）

レトルト食品の安全性を高めるためには
加熱温度を上げればよいそうですが、
原材料の特徴は失われてしまうことがあるようです。

たとえばレトルトビーフカレーの場合、
ビーフ （牛肉）はパサパサな食感になるそうです。

ビーフの食感が失われるは、
レトルトカレーの欠点の一つです。

食品の安全性は高い方がいいですが、
一方で美味しい食品を食べたいとい思います。

レトルト食品で安全性と美味を両立させることは
むつかしいことだと再認識しました。


〔参考〕
「レトルト食品」は、JAS法では 「レトルトパウチ食品」、食品衛生法では 「容器包装詰加圧加熱殺菌食品」と呼ばれています。それぞれの定義は次の通りです。役所が違うと、呼称が異なる、定義が異なるようです。

「レトルトパウチ食品品質表示基準」では次にように定義されています。プラスチックフィルム若しくは金属はく又はこれらを多層に合わせたものを袋状その他の形状に成形した容器（気密性及び遮光性を有するものに限る。）に調製した食品を詰め、熱溶融により密封し、加圧加熱殺菌したものをいう。

食品衛生法では「容器包装詰加圧加熱殺菌食品」は次のように定義されています。容器包装詰加圧加熱殺菌食品（食品（清涼飲料水，食肉製品，鯨肉製品及び魚肉ねり製品を除く。）を気密性のある容器包装に入れ，密封した後，加圧加熱殺菌したものをいう。

☆ 「名城大学農学部 市民開放講座」
　　（名古屋市天白区塩釜口１－５－１「名城大学天白キャンパス」名城ホール）
☆ ２０１２年８月２５日 （日曜日）午前１０時５０分～

食品安全システムの実践理論

• 作者: 山田 友紀子
• 出版社/メーカー: 昭和堂
• 発売日: 2004/04
• メディア: 単行本

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コメント 8

レトルト。。なるほどですね～
安全性が第一ですが、美味しくないと買わないですものね。
by 水無月 (2012-08-26 11:01) 

そういえばレトルトカレーの牛肉はパサパサしてますね！
安全かおいしさか・・・難しいです・・・！
by リキマルコ (2012-08-26 15:14) 

ちょっと、パサパサしたレトルトカレーの牛肉、
好きだったりして。。。　(∩。∩;)ゞ
by ゆう (2012-08-26 19:25) 

レトルトは便利ですけど、やっぱり美味しさは求められませんよね。
食べる時間を考えることも大切な生活習慣病予防なんですよね。。。うちの大学でも研究してましたが、遅く食べると血圧が上がるなど循環動態にも影響あると聞きました・・・といってもなかなか20時までに食べることってできないもんです＞＜
by ラン (2012-08-27 00:35) 

水無月さん、レトルト食品は常温で保存できるので便利ですが、そのためにおいしさは犠牲になっていることがあると思います。
by wattana (2012-08-27 07:47) 

リキマルコさん、おいしさという視点でいえば、冷凍の調理済カレーの方がレトルト食品より勝りますね。
by wattana (2012-08-27 07:50) 

ランさん、日本人は欧米人に比べ、レトルト食品依存度が高いようです。欧米ではレトルト食品よりも冷凍食品への依存度が高く、フランスには冷凍食品専門の小売店チェーンがあります。私は超朝型な生活を送っているので、特別なことがない限り２０時までに夕食を済ませています。
by wattana (2012-08-27 07:54) 

ゆうさん、輸入牛肉のかたい部位を使ったレトルトカレーだと、加圧加熱調理すると、ちょうどいいやわらかさになるかもしれませんね。
by wattana (2012-08-27 08:39)