食品表示、～パックされた食肉の表示のこと～：「行ってきました」シリーズ：SSブログ

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食品表示、～パックされた食肉の表示のこと～　[食品表示] [編集]

スーパーマーケットでは、
売場に並んでいる食品の価格などを参考にして
自分で選んだ食品を
備え付けの専用バスケットに入れて
レジで代金を精算します。

スーパーマーケットは、
セルフサービス方式を採用する
小売業態の代表格です。

セルフサービス方式とは、
経済産業省のホームページに載っている
商業統計のページにある用語解説を参照すると、
次の通りです。

（引用）
セルフサービス方式とは、
次の３つの条件を兼ね備えている場合をいい、
当該事業所の売場面積の50％以上について
下記の条件を採用している場合をいう。

①　客が値札等により各商品の値段が判るような表示方法をとっていること
②　店に備え付けられている買い物カゴ、ショッピングカート、トレーなどにより、
　　客が自由に商品を選び取れるようなシステムをとっていること
③　売り場の出口などに設置されている精算所（レジ）において、
　　客が一括して代金の支払いを行うシステムになっていること
（引用終わり）
　　　　　　　　　　　
さて、
スーパーマーケットの精肉（食肉）売場では、
牛肉、豚肉、鶏肉などの食肉が
パックされて販売されています。

このような事前に包装された食肉の
表示については、
全国食肉公正取引協議会が発行している

　～　お肉の表示ハンドブック　～

に必要表示事項が明示されています。

110213お肉の表示ハンドブック.JPG

～　↑ 写真は平成２０年１月に発行された「お肉の表示ハンドブック２００８」です。

全国食肉事業協同組合連合会（全肉連、AJMIC）の
ホームページからダウンロードできる
「お肉のハンドブック２０１０」（pdf ファイル）の
「３．事前包装された食肉の小売表示」の項を参照すると、
必要表示事項とは次の１０項目です。
（AJMIC トップページ＞組合員向け＞食肉の正しい表示）

①　食肉の種類・部位（商品名称）
②　原産地
③　100gあたり単価（*注①）
④　冷凍及び解凍品にあってはその表示
⑤　牛にあっては、個体識別番号
⑥　量目（*注②）
⑦　販売価格
⑧　消費期限又は賞味期限及び保存方法
⑨　加工所（包装）の所在地
⑩　加工者の氏名又は名称

（*注①）
　定量（定貫）パック、定額販売の時は、グラム単価（100gあたり単価）は
　省略できるそうです。
（*注②）
　内容量のことです。

では、
パックされて販売されていた
食肉の表示を
実際に見てみましょう。

岐阜市内にある
食品スーパーマーケットで
２月１３日（日曜日）午前中に
豚肉を購入しました。

この食品スーパーマーケットでは、
創業感謝祭セールが開催されていて、
国内産豚肉（豚ロース肉各種、豚肩ロース肉各種など）が
（本日限り）

　～今、付いている価格より３割引～

で販売されていました。

110213岐阜フランテ館、飛騨ポーク③.JPG

グラム単価（100gあたりの単価）が
記載されていなかったので、
競合他店に比べて
高いのか安いのか判断できませんでした。

そこで、
精肉売場の豚肉コーナーの前で
電卓を使って
計算してみました。

（量目が２００ｇなら暗算で計算できますが、
　２１０ｇでは私には無理です）

　３９８円 ÷ ２１０ｇ × １００ ≒ １９０円／100g

３割引なので；

　１９０円 × ０.７ ≒ １３３円／100g

国産豚バラ肉（スライス）が
グラム（100g）あたり
１３３円であることがわかりました。

　本日限り、３割引

といったフレーズに惑わされずに
net価格で判断したいですね。