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美濃桃山陶の聖地「(平成29年)随縁に集う」、11月29日(水)~12月3日(日)開催 [東美濃のミュージアム]

志野と瀬戸黒で国の重要無形文化財技術保持者(人間国宝)に認定された荒川豊蔵さん(1894~1985年)は昭和5年(1930年)4月11日、岐阜県可児市(かにし)にある牟田洞古窯跡※で志野筍絵陶片を発見しました。

s_171025荒川豊蔵資料館03、牟田洞古窯址(石碑).JPG
~ 昭和43年(1968年)に建立された石碑「牟田洞古窯趾」、2017年10月25日撮影。

※牟田洞古窯跡は大萱古窯跡群を構成する古窯の一つです。

瀬戸黒、黄瀬戸、志野などの桃山陶が愛知県瀬戸市で焼かれていたというそれまでの日本陶磁史の定説を覆す大発見をした荒川豊蔵さんは以降、大萱において志野の再現を志したそうです(参照:荒川豊蔵資料館のパンフレットなど)。

豊蔵さんが生活と作陶の拠点とした地が「荒川豊蔵作陶の地」として2017年4月28日より一般公開されています。

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~ 一般公開されている居宅。

s_171025荒川豊蔵資料館07、外観.JPG
~ 荒川豊蔵資料館。

縁に随う (1977年)

縁に随う (1977年)

  • 作者: 荒川 豊蔵
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2023/12/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


さて、荒川豊蔵資料館、「荒川豊蔵作陶の地」などにおいて2017年11月29日(水曜日)から12月3日(日曜日)までの期間、

美濃桃山陶の聖地
随縁に集う

と題したイベントが企画されています。

s_171129美濃桃山陶の聖地「隨縁に集う」、チラシ.JPG
~ イベント「随縁に集う」のチラシ。

イベント「随縁に集う」には、豊蔵さんの茶碗でお茶を飲みながら、荒川豊蔵資料館の学芸員の話を聞き豊蔵さんの暮らしぶりを体験する「追体験」、久々利保育園の園児がおもてなしをする「久々利保育園茶会」などが組まれています。

イベント「随縁に集う」の詳細につきましては、可児市のホームページでご確認ください(検索→随縁に集う」)。

次の写真は、豊蔵さんが志野筍陶片を発見した場所に昭和39年(1964年)に建立された石碑「随縁(ずいえん)」です。

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~ 石碑「随縁」(縁に随う)。

s_171025荒川豊蔵資料館21、隨縁(石碑).JPG
~ 碑裏には発見にまつわる逸話が刻まれています。

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コメント 2

arles

立派ですね
by arles (2017-10-26 02:07) 

wattana

arles さん、おはようございます。
かなりの数の石碑があります。
by wattana (2017-10-28 04:31) 

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