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昭和美術館「南山寿荘」の特別公開 〔名古屋市昭和区〕 [茶室めぐり]

11月3日(木曜日/文化の日)、
昭和美術館にある愛知県指定文化財「南山寿荘」が特別公開されました。

161103昭和美術館①、正門 (コピー).JPG
~ 「昭和美術館」(名古屋市昭和区汐見町4-1)。

「南山寿荘」は、
尾張藩家老で裏千家十一代家元・玄々斎の実兄の渡辺規綱(又日庵)が、
天保3年(1832年)に堀川沿いに建てた別邸の一部(「捻駕籠の席」と書院)を
昭和美術館創設者の後藤幸三さんが昭和10年(1935年)頃に移築した建物です。

161103昭和美術館②、案内図 (コピー).JPG

特別公開日は、
1階の茶席「捻駕籠(ねじかご)の席」には入室できず席外からの見学でしたが(撮影不可)、
2階の書院には入室ができました(撮影可)。

161103昭和美術館⑤、南山寿荘 (コピー).JPG
~ 傾斜地に建つ「南山寿荘」。




さて、
通常非公開の2階の書院ですが、
年に1回だけの特別公開日に入室ができます。

161103昭和美術館⑬、南山寿荘(書院床の間) (コピー).JPG
~ 書院の床の間、軸は名古屋出身の文人画家・山本梅逸(1783-1856)の作品。

床の間の左側の床柱は、
茶席「捻駕籠の席」の床柱と同様に上部で切られています。

161103昭和美術館⑭、南山寿荘(書院の床の間) (コピー).JPG

また、
床の間の左側の棚が三角に切られ、斜めに天袋がつけられていています。
茶席「捻駕籠の席」と同様、「捻れ」ています。

書院の扇面欄間と障子も必見です。

161103昭和美術館⑪、南山寿荘(障子) (コピー).JPG
~ 玄々斎好みと言われる桟が細かい障子。

161103昭和美術館⑧、南山寿荘(扇面の欄間) (コピー).JPG
~ 玄々斎デザインの扇面の欄間(神代杉製)。

書院において
抹茶とお菓子で一服しました。

161103昭和美術館⑰、長寿園「黒琥珀」 (コピー).JPG
~ お菓子は長寿園の「黒琥珀」。

☆ 愛知県指定文化財「南山寿荘」
 (名古屋市昭和区汐見町4-1「昭和美術館」内)
☆ 2016年11月3日(木曜日/文化の日)午後1時10分頃利用





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さゆりんご

こんばんは。
まだまだ そちらは暖かそうですね。
でも紅葉は もうそろそろでしょうか。
こちらは紅葉するより先に葉が枯れてしまってます。
by さゆりんご (2016-11-04 17:32) 

wattana

さゆりんごさん、おはようございます。
はい、まだまだ暖かいです。
by wattana (2016-11-06 04:24) 

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