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老舗 京菓子の女将による「和のワンランクアップセミナー」(2015年度第10回)を受講しました。 [笹屋伊織の女将塾]

2016年1月13日(水曜日)午後2時頃から名鉄百貨店本店本館9階にあるバンケットルームにおいて、

老舗 京菓子の女将による
「和のワンランクアップセミナー」(全12回)

の2015年度第10回(午後2時の部)が開催されました。

創業享保元年(1716年)の京菓匠「笹屋伊織」がプロデュースする和カフェ「京都イオリカフェ」が主催するこのセミナー、毎月1回開催されています(午前・午後・夕方・夜の4部制)。

講師は、京菓匠「笹屋伊織」の十代目女将・田丸みゆきさん。

160113和のワンランクアップセミナー③ (コピー).JPG

2016年最初の「和のワンランクアップセミナー」で田丸先生が取り上げたお菓子は、新年のお菓子として全国的にすっかり定着した「花びら餅」です。

お菓子屋さんによって多少の違いがありますが、笹屋さんの「花びら餅」は、丸く白い求肥の上に、甘煮牛蒡を包んだ薄紅色に染めた白みそ餡を置き、半円状に折りたたんだものです。

130122イオリカフェ大丸京都店15 (コピー).JPG
~ 2013年1月22日に「京都イオリカフェ大丸店」で行われたセミナーで撮った写真。

「花びら餅」は本来、宮中の正月行事に使われた菱葩(ひしはなびら)に由来し、裏千家十一代家元・玄々斎が宮中より許され、御粽司・川端道喜に創作を依頼し、明治時代から裏千家の初釜のお菓子として使うようになったそうです。

牛蒡は歯固めの儀で使われた押鮎の見立てだそうです。




さて、田丸先生による「花びら餅」の解説が終わると、「花びら餅」とお抹茶で一服タイム、です。

160113和のワンランクアップセミナー⑤ (コピー).JPG

講座の後半は「京菓子職人のお話」2題。

最初は、京菓子職人の修行についての話、次は慶事菓子「蓬莱山」にまつわる笹屋さんに60年間務める京菓子職人の信念についての話でした。

160113和のワンランクアップセミナー⑨ (コピー).JPG

次回の「和のワンランクアップセミナー」は、2月10日(水曜日)に行われます。

テーマは、「ひな祭りのお菓子 ひちぎりを食べましょう」です。

☆ 老舗 京菓子の女将による「和のワンランクアップセミナー」」(2015年度第10回)
  (名古屋市中村区名駅1-2-1名鉄百貨店本店本館9階バンケットルーム)
☆ 2016年1月13日(水曜日)午後2時5分~午後3時5分頃
老舗 京菓子の女将による「京菓子の美しいいただき方と和の美人度アップ講座(2016年度第12回)

老舗京菓匠女将にならう 愛される所作

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  • 作者: 田丸 みゆき
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2016/10/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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コメント 3

ゆう

閉じる前の花びら餅、初めて見ました♪
by ゆう (2016-01-15 18:32) 

prin4795

お正月のお年賀に
この頃は花びら餅を持参する機会もありません。
娘は必ずや正月の帰省に、うちと
嫁ぎ先の実家に
お菓子を持っては来ますが~
by prin4795 (2016-01-16 00:30) 

wattana

ゆうさん、おはようございます。
笹屋さんの京菓子職人による「花びら餅」の実演で撮った写真の中から、半月型に折る前の写真を載せました。
by wattana (2016-01-16 07:20) 

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