名古屋の和菓子屋 [甘いもの(和菓子・スイーツ・パン)]
名古屋市鶴舞中央図書館(名古屋市昭和区鶴舞1-1-155)は2013年3月16日(土)~6月20日(木)までの期間、「尾張の和菓子 ~ 味わう楽しみ 見る楽しみ ~」と題した企画展示を行いました。
この企画展示の資料を参照すると、江戸時代の名古屋のお菓子屋について次の記載があります。
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江戸時代の名古屋の菓子屋といえば、駿河越の旧家・桔梗屋と寛永11(1634)年創業、現在も続く両口屋是清でした。『名古屋市史 風俗編』に「名古屋菓子は品質に於ては桔梗屋を以て最とし、両口屋は藩邸の御用を以て有名なり」と書かれています。桔梗屋は、明治時代に廃業していますが、その製法は、美濃屋(現・美濃忠)、松川屋、川村屋などに引き継がれました。
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寛永11年(1634年)創業の両口屋是清は現在、北は仙台市、南は熊本市、大分市にも店舗がある全国的にも知名度が高い名古屋を代表する和菓子屋です。
~ 御菓子所「両口屋是清」本町店(名古屋市中区丸の内3-14-23本社ビル1階)、2015年4月23日撮影。
明治時代に廃業した桔梗屋の製法を引き継いでいるといわれる美濃忠は、店舗は名古屋市内に限られていますが、伝統銘菓の蒸し羊羹「上がり羊羹」と伝統製法で蒸し上げた「初かつを」などの棹物で知られる名店です。
~ 御菓子司「美濃忠」本店(名古屋市中区丸の内1-5-31)、2015年4月23日撮影。
安政元年(1854年)創業の美濃忠の代表銘菓「上がり羊羹」と「初かつを」は、5月25日(月曜日)を以って今季の販売が終了し、翌5月26日(火曜日)から水羊羹の販売が始まります。
さて、名古屋市内にある茶室を持つ10の施設による
名古屋市内10茶席を巡る「お茶会スタンプラリー2015春」
が2015年6月30日(火曜日)まで開催中です。
~ 「お茶会スタンプラリー2015春」のチラシ&スタンプ台紙など。
わたしはこれまでに9の対象施設で行われたお茶会に参加しました。
お茶席菓子として使われた和菓子は、両口屋是清、川村屋本舗(名古屋市東区)、不老園(名古屋市千種区)、梅屋光孝(名古屋市千種区)、川村屋(名古屋市中区)などの和菓子でした。
川村屋本舗(名古屋市東区)は、桔梗屋で修業した初代当主(川村出身の川村さん)が弘化3年(1846年)に創業した和菓子屋です。
~ 御菓子司「川村屋本舗」(名古屋市東区泉2-4-19)、
2015年4月18日撮影。
~ 2015年4月18日に「文化のみち橦木館」で行われた「撫松庵茶会」における川村屋本舗の「遠山の桜」(上がり羊羹製)。
不老園も、桔梗屋の流れをくむ和菓子屋です。
~ 御菓子司「不老園」(名古屋市千種区末盛通1-31)、2015年4月26日撮影。
~ 2015年4月4日に「爲三郎記念館」で開かれた「薫風流おいしい煎茶会」での不老園の「さくらさくら」です。
御菓子司「不老園」(覚王山不老園)は、御菓子「不老園正光」の5代目当主時代に分店した和菓子屋のようです。
~ 御菓子「不老園正光」(名古屋市中区古渡町11-32)、2015年4月26日撮影。
川村屋(名古屋市中区)は茶席菓子に特化した和菓子屋として知られていますが、創業は昭和初期です。
~ 御菓子司「川村屋」(名古屋市中区新栄2-18-1)、2015年4月18日撮影。
御菓子司「川村屋」は、御菓子司「川村屋本舗」とは本家分家などの関係はないと聞いています。
この企画展示の資料を参照すると、江戸時代の名古屋のお菓子屋について次の記載があります。
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江戸時代の名古屋の菓子屋といえば、駿河越の旧家・桔梗屋と寛永11(1634)年創業、現在も続く両口屋是清でした。『名古屋市史 風俗編』に「名古屋菓子は品質に於ては桔梗屋を以て最とし、両口屋は藩邸の御用を以て有名なり」と書かれています。桔梗屋は、明治時代に廃業していますが、その製法は、美濃屋(現・美濃忠)、松川屋、川村屋などに引き継がれました。
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寛永11年(1634年)創業の両口屋是清は現在、北は仙台市、南は熊本市、大分市にも店舗がある全国的にも知名度が高い名古屋を代表する和菓子屋です。
~ 御菓子所「両口屋是清」本町店(名古屋市中区丸の内3-14-23本社ビル1階)、2015年4月23日撮影。
明治時代に廃業した桔梗屋の製法を引き継いでいるといわれる美濃忠は、店舗は名古屋市内に限られていますが、伝統銘菓の蒸し羊羹「上がり羊羹」と伝統製法で蒸し上げた「初かつを」などの棹物で知られる名店です。
~ 御菓子司「美濃忠」本店(名古屋市中区丸の内1-5-31)、2015年4月23日撮影。
安政元年(1854年)創業の美濃忠の代表銘菓「上がり羊羹」と「初かつを」は、5月25日(月曜日)を以って今季の販売が終了し、翌5月26日(火曜日)から水羊羹の販売が始まります。
さて、名古屋市内にある茶室を持つ10の施設による
名古屋市内10茶席を巡る「お茶会スタンプラリー2015春」
が2015年6月30日(火曜日)まで開催中です。
~ 「お茶会スタンプラリー2015春」のチラシ&スタンプ台紙など。
わたしはこれまでに9の対象施設で行われたお茶会に参加しました。
お茶席菓子として使われた和菓子は、両口屋是清、川村屋本舗(名古屋市東区)、不老園(名古屋市千種区)、梅屋光孝(名古屋市千種区)、川村屋(名古屋市中区)などの和菓子でした。
川村屋本舗(名古屋市東区)は、桔梗屋で修業した初代当主(川村出身の川村さん)が弘化3年(1846年)に創業した和菓子屋です。
~ 御菓子司「川村屋本舗」(名古屋市東区泉2-4-19)、
2015年4月18日撮影。
~ 2015年4月18日に「文化のみち橦木館」で行われた「撫松庵茶会」における川村屋本舗の「遠山の桜」(上がり羊羹製)。
不老園も、桔梗屋の流れをくむ和菓子屋です。
~ 御菓子司「不老園」(名古屋市千種区末盛通1-31)、2015年4月26日撮影。
~ 2015年4月4日に「爲三郎記念館」で開かれた「薫風流おいしい煎茶会」での不老園の「さくらさくら」です。
御菓子司「不老園」(覚王山不老園)は、御菓子「不老園正光」の5代目当主時代に分店した和菓子屋のようです。
~ 御菓子「不老園正光」(名古屋市中区古渡町11-32)、2015年4月26日撮影。
川村屋(名古屋市中区)は茶席菓子に特化した和菓子屋として知られていますが、創業は昭和初期です。
~ 御菓子司「川村屋」(名古屋市中区新栄2-18-1)、2015年4月18日撮影。
御菓子司「川村屋」は、御菓子司「川村屋本舗」とは本家分家などの関係はないと聞いています。
美しい和菓子ですね。
美しいお菓子は食べても美味しい、と思っています。
さくらさくらは餡はなんでしょうか。
by kana (2015-05-07 07:32)
kana さん、
「さくらさくら」は、
(桜色に染めた)白餡を
薯蕷製の生地で包んでありました。
by wattana (2015-05-07 07:57)
今度帰省した時の参考にさせていただきます〜(^o^)/
by 青子 (2015-05-07 10:52)
こんにちは。
名古屋の和菓子の歴史ですね。
和菓子は日本人のご先祖からの贈り物ですね。
訪ねてみたくなります。
師匠、残りのお茶室めぐり、頑張ってください。
by マッタナ (2015-05-07 11:24)
青子さん、
老舗、歴史があることだけで
和菓子屋の評価をしてはいけないと思いますが、
美濃忠さん、川村屋本舗さんなどの
江戸時代から伝わる製法で蒸し上げた
上がり羊羹(献上羊羹のことらしい)は、
これからも残ってほしい名古屋の和菓子です。
by wattana (2015-05-08 07:24)
マッタナさん、おはようございます。
名古屋の和菓子屋の歴史については、
ちょっと疑問点が出てきたのでもう少し調べる予定です。
「お茶会スタンプラリー」対象施設のお茶席めぐりは、
5月~6月は4月に比べ回数が減ります。
by wattana (2015-05-08 07:30)