御菓子所「両口屋是清 栄店」へ行ってきました・・・10 〔喫茶コーナーで桜あんみつ〕 [御菓子所「両口屋是清」]
国立国会図書館の第124回常設展示
喫茶店がくれたもの ~その意味と役割
~ 期間 : 2003年2月4日(火)~3月31日(月) ~
において展示された資料の中に「喫茶店史年表」があります。
このとても興味深い年表を参照すると、1923年(大正12年)に発生した関東大震災後に喫茶店が急増したそうです。
・1922年(大正11年)頃:この頃より「喫茶店」の名称が一般化
・1923年(大正12年) :関東大震災発生
・1925年(大正14年)頃:震災からの復興に伴い喫茶店・カフェー急増(※注)
・1930年(昭和 4年)頃:カフェー全盛。「カフェー取締令」発布
・1935年(昭和10年)頃:女給のいる「カフェー」漸減し「喫茶店」が流行する
(※注) 女給と酒が中心の「カフェー」、酒を置かない「普通喫茶店」、昼夜で営業内容を変える折衷的な特殊喫茶店」等の分類が生まれる。」
関東大震災後に喫茶店が急増したことは、建築史家の初田亨さんの著書「カフェーと喫茶店 モダン都市のたまり場」に載っている「東京(旧都市部)の風俗に関する店舗の数 『東京市統計年表』より」を見ると明らかです。
さらに、名古屋を代表する和菓子屋である御菓子所「両口屋是清」が発行した「尾張の和菓子を伝えて―両口屋是清の350年―」(1986年1月31日、両口屋是清発行)にとても興味深い記述があります。
「両口屋是清」の大島清治さんが目を付けたのは、日本茶だけでなく、コーヒーやミルク、紅茶を提供する喫茶店です。
出店したのは、南大津町に移転した「いとう呉服店」(松坂屋のこと)跡地(名古屋・栄町)にオープンした食料品マーケット「栄屋」で、喫茶店の店舗名は「喫茶SPA(スパー)」です。
「栄屋」西口の角にオープンした「喫茶SPA(スパー)」は、同書によると、よく人が入ったそうです。
さて、2015年2月22日(日曜日)の正午前に、名古屋・栄にある御菓子所「両口屋是清 栄店」へ行ってきました。
尾張徳川藩の御用菓子屋を勤めた御菓子所「両口屋是清」、1634年(寛永11年)創業の名古屋を代表する老舗和菓子屋です。
「両口屋是清 栄店」に併設されている喫茶コーナーで今回、桜あんみつをオーダーしました。
~ さくらんぼシロップが添えられています。
御菓子司「両口屋是清」の店舗で喫茶店が併設されているのは栄店のほか、八事店(立礼席)、東山店(2階「喜蝸庵(きっかあん)」)です。
喫茶店単独店としては、どら焼き実演販売店舗「ふわどらん」と甘味処「花の茶屋 ‐両口屋是清‐」があります。
☆ 御菓子所「両口屋是清 栄店」
(名古屋市中区栄4丁目14-2 久屋パークビル1階)
☆ 2015年2月22日(日曜日)午前11時55分頃利用
喫茶店がくれたもの ~その意味と役割
~ 期間 : 2003年2月4日(火)~3月31日(月) ~
において展示された資料の中に「喫茶店史年表」があります。
このとても興味深い年表を参照すると、1923年(大正12年)に発生した関東大震災後に喫茶店が急増したそうです。
・1922年(大正11年)頃:この頃より「喫茶店」の名称が一般化
・1923年(大正12年) :関東大震災発生
・1925年(大正14年)頃:震災からの復興に伴い喫茶店・カフェー急増(※注)
・1930年(昭和 4年)頃:カフェー全盛。「カフェー取締令」発布
・1935年(昭和10年)頃:女給のいる「カフェー」漸減し「喫茶店」が流行する
(※注) 女給と酒が中心の「カフェー」、酒を置かない「普通喫茶店」、昼夜で営業内容を変える折衷的な特殊喫茶店」等の分類が生まれる。」
関東大震災後に喫茶店が急増したことは、建築史家の初田亨さんの著書「カフェーと喫茶店 モダン都市のたまり場」に載っている「東京(旧都市部)の風俗に関する店舗の数 『東京市統計年表』より」を見ると明らかです。
カフェーと喫茶店―モダン都市のたまり場 (INAX ALBUM)
- 作者: 初田 亨
- 出版社/メーカー: INAX
- 発売日: 1993/12
- メディア: 単行本
さらに、名古屋を代表する和菓子屋である御菓子所「両口屋是清」が発行した「尾張の和菓子を伝えて―両口屋是清の350年―」(1986年1月31日、両口屋是清発行)にとても興味深い記述があります。
震災を境にして京浜地帯は復興、大企業はぞくぞくと工場をつくった。 (略) 名古屋もまた大正13年の半ばころから、市郊外の区画整理事業が急激に勃興し、14年に入りますます機運は上昇した。 (略) これにいちはやく目をつけたのが副都心や盛り場に進出したデパートだった。 (略) 老舗の後継者として家業に従った清治は、 (略) 箱車を押して限られたお茶人だけを相手に商売しているだけでは発展がない。もっと大衆を相手にしなければならぬと考えた。・・・同書195~196ページより引用。
「両口屋是清」の大島清治さんが目を付けたのは、日本茶だけでなく、コーヒーやミルク、紅茶を提供する喫茶店です。
出店したのは、南大津町に移転した「いとう呉服店」(松坂屋のこと)跡地(名古屋・栄町)にオープンした食料品マーケット「栄屋」で、喫茶店の店舗名は「喫茶SPA(スパー)」です。
「栄屋」西口の角にオープンした「喫茶SPA(スパー)」は、同書によると、よく人が入ったそうです。
さて、2015年2月22日(日曜日)の正午前に、名古屋・栄にある御菓子所「両口屋是清 栄店」へ行ってきました。
尾張徳川藩の御用菓子屋を勤めた御菓子所「両口屋是清」、1634年(寛永11年)創業の名古屋を代表する老舗和菓子屋です。
「両口屋是清 栄店」に併設されている喫茶コーナーで今回、桜あんみつをオーダーしました。
~ さくらんぼシロップが添えられています。
御菓子司「両口屋是清」の店舗で喫茶店が併設されているのは栄店のほか、八事店(立礼席)、東山店(2階「喜蝸庵(きっかあん)」)です。
喫茶店単独店としては、どら焼き実演販売店舗「ふわどらん」と甘味処「花の茶屋 ‐両口屋是清‐」があります。
☆ 御菓子所「両口屋是清 栄店」
(名古屋市中区栄4丁目14-2 久屋パークビル1階)
☆ 2015年2月22日(日曜日)午前11時55分頃利用
シロップも寒天もほんのりピンクが、春らしくて良いですね。
by choco (2015-02-22 20:26)
ほんとにもうすぐ春ですね。
by なかえむ (2015-02-22 21:51)
ここの商品私は好きで良く食べてます。
桜あんみつおいしそうです。
by ゆうみ (2015-02-22 22:04)
淡い色合いのあんみつに 桜色のシロップが 浅い春のイメージにぴったりですね。桜の葉の香りが漂ってきそうです。^^☆
とても贅沢な小さな春を見つけたようですね。✿
by ゆうのすけ (2015-02-23 03:53)
choco さん、
ほんとうに、春らしいですね。
by wattana (2015-02-23 08:11)
なかえむさん、
季節先取り、
老舗和菓子屋の甘味ですね。
by wattana (2015-02-23 08:14)
ゆうみさん、
両口屋是清、
全国区ですね。
このお店(喫茶部)は、
日曜日でも比較的に空いています。
by wattana (2015-02-23 08:17)
ゆうのすけさん、
春近し、ですね。
入店時からしばらくの間、
喫茶コーナー貸し切り状態だったので、
とっても得した気分でした。
by wattana (2015-02-23 08:19)