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「名古屋の喫茶店」について考える・・・4 〔「岐阜の喫茶店」の存在感〕 [「名古屋の喫茶店」について考える]

喫茶店数を調べるとき、
総務省統計局が発表している「経済センサス」、
喫茶店営業・飲食店営業の所管官庁である
厚生労働省が発表している「衛生行政報告例」などが参考になります。

これらの行政機関が発表する統計資料のほかに、
「iタウンページ」の「場所 x 目的検索」を利用すると、
都市ごとの喫茶店数(タウンページ登録件数)を比較することができます。

この検索を利用して、
喫茶店激戦区と言われている名古屋圏の4都市の
喫茶店数(タウンページ登録件数)を調べてみました。

・ 名古屋市 2,022件 (人口約227.8万人)
・ 岐 阜 市 478件 (人口約41.6万人)
・ 一 宮 市 385件 (人口約38.7万人)
・ 豊 橋 市 273件 (人口約37.9万人)

【注】
人口は、各都市の公式ホームページに載っている最新の数字です。

この結果から判断すると(あくまで参考資料ですが)、
一人当たりの喫茶店数で岐阜市がトップです。

130407信長のバリスタ④、会場(正面) (コピー).JPG
~ 2013年4月7日に岐阜公園において岐阜県珈琲文化研究会が行ったイベント。



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さて、岐阜まちなか再発見フリーマガジン
「aun〔あうん〕14号」(2004年9月15日、西濃印刷発行)に載っている
特集「秋のコーヒー、もう一杯 岐阜喫茶ものがたり」を参照すると、
岐阜市には2004年当時、
「喫茶店」が800店以上あったそうです(同誌6ページ)。

あうん14号20040915 (コピー).JPG

現在の件数が478件ですから、
2004年当時に比べると、
4割以上減ったことになります。

総務省統計局による家計調査によると
岐阜市の喫茶代の年間支出額は、
2005年が17,351円でしたが、
2013年は11,925円と約3割減っています。

「喫茶店」数の減少、そして年間喫茶代支出額の減少から、
「岐阜の喫茶店」は縮小していると言えます。

とはいっても、
岐阜市の年間喫茶代支出額は名古屋市に次いで2位で、
他の県庁所在市・政令指定都市を圧倒しています。

「岐阜の喫茶店」、
まだまだ存在感があると思います。

以下の写真は2014年2月13日に撮影したものです。

140213ぎふ歩き⑩、ル・モンド (コピー).JPG
~ コーヒー専門店「ル・モンド」(岐阜市殿町1-4)、1975(昭和50)年オープン。

140213ぎふ歩き⑫、左岸 (コピー).JPG
~ 珈琲茶館「左岸」(岐阜市松屋町1)。

140213ぎふ歩き⑬、壱番地 (コピー).JPG
~ 珈琲舍「壱番地」(岐阜市伊奈波通3-1)。

140213ぎふ歩き⑭、ブルドンネ (コピー).JPG
~ 1976(昭和51)年創業のカフェレスト「ブルドンネ」(岐阜市上材木町374−1)。

140213ぎふ歩き⑯、たみつ茶寮 (コピー).JPG
~ 1927(昭和2)年創業の「たつみ茶寮」(岐阜市日ノ出町2-16)。




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