「飛騨牛」の定義と表示 〔肉質等級は「飛騨牛」の条件の一つです〕 [食品表示]
「景品表示法(正式名称:不当景品及び不当表示防止法)」が
禁止している不当表示にはつぎの3種類があります。
1.優良誤認表示
2.有利誤認表示
3.その他誤認されるおそれのある表示
消費者庁が発行した
「景品表示法」のパンフレット(ガイドフック)を参照すると、
優良誤認表示を招く不当表示の例が載っています。
実際のものより著しく優良であると示すケースとしては、
食肉のブランド表示の偽装
などが例示されています。
食肉のブランド表示の偽装の事例としては、
~ レストランのメニューに、
前沢牛でない他の国産牛肉について「前沢牛」と表示した。 ~
「日本ヒルトン事件」(2008年12月16日排除命令)などがあります。
さて、
わたしが住む岐阜県には、
「飛騨牛」という銘柄牛があります。
岐阜県が誇る「飛騨牛」、
消費者の信頼を裏切る偽装が2008年6月に発覚しました。
この飛騨牛偽装事件において肉質等級の偽装が行われたことから、
「飛騨牛」の信頼性確保のために
牛個体識別番号を入力すると肉質等級がわかる
「飛騨牛肉質等級情報検索」システムが開発され稼働しました。
肉質等級は、
「飛騨牛」認定の条件のひとつです。
「飛騨牛」の定義と表示は、
「飛騨牛」の推進母体である飛騨牛銘柄推進協議会の
規約の第3条に規定されています。
岐阜県の銘柄牛「飛騨牛」が、
スーパーマーケットなどの小売店舗でパック詰めされて販売されるとき、
飛騨牛銘柄推進協議会が発行する
ワンポイントシールが貼られてる場合があります。
~ ラベルの背景が金色の場合、最上級品 (肉質5等級)です。銀色は上級品(肉質4等級)、白色は標準品(肉質3等級)です。
飛騨牛銘柄推進協議会発行のワンポイントシールを
活用していないスーパーもあります。
~ 「イトーヨーカドー柳津店(岐阜市柳津町丸野3-3-6)」で販売されていた「飛騨牛」です。肉質等級は、パックに貼られているワンポイントシールとプライスラベルに載っている情報を見ただけでは、わかりません。
~ 「アピタ岐阜店(岐阜市加納神明町6丁目1番)」で販売されていた「飛騨牛」です。「アピタ」のワンポイントシールの背景色は(飛騨牛銘柄推進協議会発行のラベルとは違い)肉質等級に関係なく金色です。
禁止している不当表示にはつぎの3種類があります。
1.優良誤認表示
2.有利誤認表示
3.その他誤認されるおそれのある表示
消費者庁が発行した
「景品表示法」のパンフレット(ガイドフック)を参照すると、
優良誤認表示を招く不当表示の例が載っています。
実際のものより著しく優良であると示すケースとしては、
食肉のブランド表示の偽装
などが例示されています。
食肉のブランド表示の偽装の事例としては、
~ レストランのメニューに、
前沢牛でない他の国産牛肉について「前沢牛」と表示した。 ~
「日本ヒルトン事件」(2008年12月16日排除命令)などがあります。
さて、
わたしが住む岐阜県には、
「飛騨牛」という銘柄牛があります。
岐阜県が誇る「飛騨牛」、
消費者の信頼を裏切る偽装が2008年6月に発覚しました。
この飛騨牛偽装事件において肉質等級の偽装が行われたことから、
「飛騨牛」の信頼性確保のために
牛個体識別番号を入力すると肉質等級がわかる
「飛騨牛肉質等級情報検索」システムが開発され稼働しました。
肉質等級は、
「飛騨牛」認定の条件のひとつです。
「飛騨牛」の定義と表示は、
「飛騨牛」の推進母体である飛騨牛銘柄推進協議会の
規約の第3条に規定されています。
第3条 この規約において「飛騨牛」とは、飼養期間が最も長い場所が岐阜県であり、飛騨牛銘柄推進協議会登録農家制度にて認定・登録された生産者により14ヶ月以上肥育された黒毛和種の肉牛のうち、社団法人日本食肉格付協会が実施する牛枝肉格付により肉質等級5等級・4等級・3等級と格付けされたものであることを協議会事務局が確認し、認定したものとする。 「飛騨牛」と認定した場合には、飛騨牛表示ラベル(以下「表示ラベル」という。)を交付する。ラベルには、肉質等級、生産者住所氏名、個体識別番号、認定日を明記する。
岐阜県の銘柄牛「飛騨牛」が、
スーパーマーケットなどの小売店舗でパック詰めされて販売されるとき、
飛騨牛銘柄推進協議会が発行する
ワンポイントシールが貼られてる場合があります。
~ ラベルの背景が金色の場合、最上級品 (肉質5等級)です。銀色は上級品(肉質4等級)、白色は標準品(肉質3等級)です。
飛騨牛銘柄推進協議会発行のワンポイントシールを
活用していないスーパーもあります。
~ 「イトーヨーカドー柳津店(岐阜市柳津町丸野3-3-6)」で販売されていた「飛騨牛」です。肉質等級は、パックに貼られているワンポイントシールとプライスラベルに載っている情報を見ただけでは、わかりません。
~ 「アピタ岐阜店(岐阜市加納神明町6丁目1番)」で販売されていた「飛騨牛」です。「アピタ」のワンポイントシールの背景色は(飛騨牛銘柄推進協議会発行のラベルとは違い)肉質等級に関係なく金色です。
飛騨牛がんかくな規定が有るんですね~!!すき焼き食べたい~(^o^)v
by macinu (2013-11-04 09:20)
macinu さん、
「飛騨牛」の定義は、ほかの銘柄牛に比べて厳格だと思います。
by wattana (2013-11-04 09:37)
飛騨牛ではあっても等級や肉質まではわからないのですね。
偽装問題がかまびすしいですが、偽装はもってのほか、消費者に分かりやすくしてほしいですね。
by momiji (2013-11-04 16:24)
momiji さん、
ホテルのレストランにおける一連の不適切な表示問題、すべてを見たわけではないので一概には言えませんが、優良誤認表示にあたる表示もありそうです。
by wattana (2013-11-05 07:44)