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「一和(一文字屋和助)」へ行ってきました 〔今宮神社の門前茶屋で名物「あぶり餅」を食べました〕 [甘いもの(和菓子・スイーツ・パン)]

京都、
老舗が多い都市です。

「京都の「まち」の社会学」(世界思想社)に紹介されている
「京都の老舗創業番付」(観進元 時代マップ編集部)を参照すると、
もっとも古いのは仁和年間(885~889年)に創業した
「田中伊雅仏具店」です。

2番目に古いのが、
長保2(1000)年創業の「一和」です。

この番付に載っている
54の老舗の中でもっとも新しいのが、
承応年間(1652~1655年)創業の
御菓子調進所「松屋常盤」。

もっとも新しくても
創業350年以上です。

京都の和菓子屋(京菓子屋)の世界では、
創業300年を超さないと
老舗とは呼ばれないと聞いたことがあります。

京都の「まち」の社会学

京都の「まち」の社会学

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 世界思想社
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本


さて、
9月5日(木曜日)の午前11時頃に
「一和(一文字屋和助)」へ行ってきました。

130905一和(一文字和助)②.JPG

「一和(一文字屋和助)」は、
京都・紫野の今宮神社東門前にある
あぶり餅で知られる茶屋です。

130905一和(一文字和助)①.JPG
~ 今宮神社の東門辺りから門前茶屋2軒を撮った写真です。左側の茶屋が「一和(一文字屋和助)」です。

130905一和(一文字和助)③.JPG

あぶり餅一人前を頼みました。

椅子席にすわって
あぶり餅が出来上がるの待ちます。

130905一和(一文字和助)④.JPG
~ 「一和(一文字屋和助)」の参道をはさんで反対側には、慶長15(1610)年の創業のあぶり餅「かざりや」があります。

親指大にちぎられたお餅に深めに煎ったきな粉をまぶし、
先割れの竹串に刺して炭火で炙り、
白味噌を使ったタレに浸した後、
お皿に盛られて出てきました(15本/1人前)。

130905一和(一文字和助)⑥.JPG
~ 深煎りきな粉と白味噌ダレの組み合わせの妙。

「京都老舗-暖簾のこころ」(水曜社)を参照すると、
当初は「阿ぶり餅」と漢字を使っていたそうです。

意味は、
単純に炭火であぶるということの他に
悪いものをあぶり出すという思いもあるそうです。

☆ 「一和(一文字屋和助)」
  (京都市北区紫野今宮町69番地)
☆ 2013年9月5日(木曜日)午前11時頃利用


京都老舗―暖簾のこころ

京都老舗―暖簾のこころ

  • 作者: 米原 有二
  • 出版社/メーカー: 水曜社
  • 発売日: 2008/02/25
  • メディア: 単行本



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コメント 8

ちゅんちゅんちゅん

おはようございます!
かざりやのお餅は食べたことがありますが
一和はありません。
タレが凝ってますね~!
食べ比べしたいです(笑)
by ちゅんちゅんちゅん (2013-09-06 05:01) 

ゆう

15本/1人前って、
結構な量のような。。。。。(⌒▽⌒;)
by ゆう (2013-09-06 17:18) 

とし@黒猫

コメントありがとうございました。
こういう場所で、お茶を飲みながら、あぶり餅、いいですね。
by とし@黒猫 (2013-09-06 20:37) 

wattana

ちゅんちゅんちゅんさん、おはようございます。
「一和(一文字屋和助」の前に、あぶり餅「かざりや」を利用しました。
by wattana (2013-09-07 06:05) 

wattana

ゆうさん、1本当たりのお餅の量は多くないです。「かざりや」と「一和」で1人前ずつ食べたので、計30本のあぶり餅を食べたことになります。
by wattana (2013-09-07 06:08) 

wattana

とし@黒猫さん、
ごていねいにありがとうございます。
冷たいお茶と一緒にいただきました。
by wattana (2013-09-07 06:11) 

funago

きな粉に味噌??って思いましたが。
どちらも大豆だから相性良いんでしょうね。
食べてみたいです♪
by funago (2013-09-07 07:13) 

wattana

funago さん、
京都の白味噌を使っているということもあると思います。
by wattana (2013-09-08 03:52) 

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