2015年4月16日(木曜日)午前11時20分から名鉄百貨店本店本館9階にあるバンケットルームにおいて、

 老舗 京菓子の女将による
「和のワンランクアップセミナー」(全12回)

の2015年度第1回が開催されました。

このセミナーは、来年2016年に創業300年をむかえる享保元年(1716年)創業の京菓匠「笹屋伊織」がプロデュースする和カフェ「京都イオリカフェ」が主催しています。

講師は、京菓匠「笹屋伊織」の十代目女将・田丸みゆきさん。


~ セミナーで説明をする田丸先生。




さて、2015年度第1回目のセミナーの前半は、「京菓子」と呼ばれる理由について田丸先生から説明がありました。

田丸先生は、京都において和菓子が発展した理由として、

① 神社・仏閣の儀式用
② 天皇を中心とした公家社会の贈答用・行事用
③ 茶道発祥の地
④ 最高級の原材料の宝庫(丹波大納言小豆、寒天発祥の地、近江米など)

の4つのポイントを挙げました。

京菓子(京都の和菓子)が、他所の和菓子と比べて、別格たる所以がよく理解できました。

セミナー後半は体験コーナーで、「粽(ちまき)と柏餅の美しい召し上がり方」を習いました。

柏餅は、柏の葉を下敷にしていただきます。


~ お手本を示す田丸先生。


~ 黒文字(和菓子用楊枝)を使って半分に切っていただきます。

白みそあんの柏餅、ほんとうに美味、です。

粽は、(細い側ではなく)太い側からイガラを解きます。


~ 「細い側からではなく、太い側から」と説明する田丸先生。



この講座を受講しなかったら、細い側からイガラを解き続けていた思います。




~ 黒文字で切って、一口ずついただきます。

和菓子教室/和菓子講座は京都を始めとして全国各地で開かれていますが、ほとんどが作り方の体験です。和菓子の上手な食べ方を教えてくれる講座は、少ないと思います。

☆ 老舗 京菓子の女将による「和のワンランクアップセミナー」」(2015年度第1回)
  (名古屋市中村区名駅1-2-1名鉄百貨店本店本館9階バンケットルーム)
☆ 2015年4月16日(木曜日)午前11時20分~午後0時15分頃