2019年6月13日(木曜日)の午後0時15分頃、岐阜県の南東部(東美濃)に位置する瑞浪市にある瑞浪市陶磁資料館へ行ってきました。



「瑞浪市陶磁資料館」は、常設展示室「美濃焼のわざと歴史を知る」、国登録有形民俗文化財「美濃の陶磁器生産用具及び製品」(屋外展示もある)、加藤孝造展示室などから構成されてるミュージアムです。1980年(昭和55年)4月開館。

常設展示室「美濃焼のわざと歴史を知る」においては、焼物についての勉強ができます。「焼物って何?」、「陶器と磁器の違い」、「下絵・上絵って何?」・・・。


~ 「焼物にふれてみよう 土器・陶器・炻器・磁器」


~ 【焼物にふれてみよう 白磁・下絵・上絵・イングレーズ」

「加藤孝造展示室」においては、瑞浪市生まれのの人間国宝(国の重要無形文化財「瀬戸黒」保持者)の加藤孝造さん(1935~)の陶芸作品や絵画が展示されています。




~ 瀬戸黒茶盌。


~ 鉄釉茶盌。

さて、「瑞浪市陶磁資料館」の企画展示コーナーにおいて2019年7月15日(月曜日/海の日)まで、企画展「白と黒-灰釉と鉄釉の多様性-」が開催されています。



企画展示室に入ると、大針・高田・大萱の3つ素地を原料に、酸化・中世・還元の3つの焼成方法で焼成実験した資料が展示されています。展示資料を実際に手に取ると、素地と焼成方法の組み合わせによる違いがよくわかります。


~ 酸化焔焼成。


~ 中世焔焼成。


~ 還元焔焼成。

この実験を行ったのは、瑞浪市陶磁資料館専門委員で多治見市無形文化財「白天目」保持者に認定された青山双渓(双男)さんだそうです。