文化庁ホームページの文化財の紹介ページ(伝統的建造物群保存地区)を参照すると、重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)は2015年7月8日現在、90市町村で110地区あり,約26,400件の伝統的建造物及び環境物件が特定され保護されています。

文化庁ホームページ(伝統的建造物群保存地区)は、→ こちら 

東海三県では、豊田市足助町(一部)が2011年6月20日、「重厚な町家が建ち並ぶ伊那街道沿いの商家町」が愛知県で初めて重伝建に選定されました。


~ 豊田市足助伝統的建造物群保存地区の古い町並み、2016年12月9日撮影。

岐阜県では2012年12月28日に岐阜県郡上市八幡町(一部)の「統一された様式を持つ町家が密集して残る、四方を山と川に囲まれた城下町」が岐阜県で6番目の重伝建に選定されました。


~ 郡上市郡上八幡北町伝統的建造物群保存地区の職人町、2016年11月29日撮影。

三重県では、亀山市関宿伝統的建造物群保存地区が1984年12月10日、重伝建に選定されています。



さて、2016年7月25日に2つの地区が新たに重伝建に選定されました。

一つは名古屋市緑区有松(一部)の「絞商の豪壮な屋敷構えを特徴とする,絞り染めで発展した東海道沿いの町並み」です。

※次の2枚の写真は重伝建選定前に有松を訪れた時に撮った写真です。


~ 名古屋市有松伝統的建造物群保存地区、2016年7月3日撮影。


~ 名古屋市有松伝統的建造物群保存地区、2016年7月3日撮影。

もう一つは滋賀県彦根市河原一丁目・二丁目・三丁目および芹町(各一部)の「河川を付け替えて形成された城下町の特徴ある地割りを残す町並み」です。

2016年12月26日(月曜日)の正午過ぎに訪ねました。







JR彦根駅にある彦根観光案内所で彦根市教育委員会発行「彦根市河原町芹町地区伝統的建造物群保存地区」の資料を入手することができます。