創業享保元年(1716年)の京菓匠「笹屋伊織」、江戸時代の上菓子屋仲間の流れを受け継いでいる
菓匠会の同人です。

笹屋さんの本店は、七条大宮の交差点(南西角)近くでバス停「七条大宮・京都水族館前」の前です。


~ 今年2月6日に新築・再開店(リニューアルオープン)した笹屋さんの本店。
2015年2月7日撮影。

代表銘菓は、「どら焼」。

どら焼といっても、一般的などら焼とは形状が異なり、笹屋さんの「どら焼」は銅鑼の形はしていません。

竹皮に包まれた円柱形をした棹物で、販売日は原則、毎月20日・21日・22日の3日間だけです。
(21日は弘法大師のご命日)


~ 2014年7月21日に名鉄百貨店本店本館地下1階の「笹屋伊織」で撮影。

笹屋さんの公式サイトを参照すると、「どら焼」の由来は次の通りです。

江戸時代末期、5代目当主笹屋伊兵衛が京都の東寺のお坊さんより、副食となる菓子を作って欲しいとの依頼を受けました。そこでお寺でもお作り出来るようにと鉄板の変わりに銅鑼を使うことを考えついたのが笹屋伊織の「どら焼」の始まりです。





さて、名鉄百貨店本店本館9階のバンケットルームにおいて12月16日(水曜日)、

老舗 京菓子の女将による
「和のワンランクアップセミナー」(全12回)

の2015年度第9回(午後2時の部)が開催されました。

笹屋さんがプロデュースする和カフェ「京都イオリカフェ」が主催するこのセミナー、毎月1回開催されています(午前・午後・夕方・夜の4部制)。

講師は、笹屋さんの10代目女将の田丸みゆきさん。



2015年度第9回のセミナーのテーマは、~元祖「どら焼」を食べましょう~ でした。

田丸先生による「どら焼」についてのレクチャーが終わると、試食です。



揚げた「どら焼」も出てきました。



揚げるほか、焼いても、電子レンジで温めても、味を楽しむことができるそうです。

「どら焼」の試食が終わると、実践コーナー。

お正月の箸袋の作り方。





江戸時代の上菓子屋仲間の流れを受け継ぐ菓匠会同人の京菓匠「笹屋伊織」、来年2016年は創業300年の節目を迎えます。

☆ 老舗 京菓子の女将による「和のワンランクアップセミナー」」(2015年度第9回)
  (名古屋市中村区名駅1-2-1名鉄百貨店本店本館9階バンケットルーム)
☆ 2015年12月16日(水曜日)午後2時5分頃~午後3時頃