2015年8月27日(木曜日)の午前11時頃に、名鉄百貨店本店本館9階にある「京都イオリカフェ」へ行ってきました。



「京都イオリカフェ」は、享保元年(1716年)創業の京菓匠「笹屋伊織」がプロデュースする和カフェです。




さて、「京都イオリカフェ」で今回オーダーしたのは、ミニクリームあんみつセットです。


~ ドリンクは紅茶をオーダーしました。



このミニクリームあんみつに使われているのは、抹茶アイス、白玉、寒天、餡および黒蜜です。この中で和菓子の原材料としてなくてはならないのが、目立ちませんが、寒天です。

寒天は、江戸時代に心太(ところてん)を冬の屋外に放置しておいたら、乾燥して乾物なっていたことから偶然に発見されたと言われています。寒天が発見されたことで、練羊羹が開発されました(それ以前は蒸し羊羹だけでした)。




では、寒天はどのように作られるのでしょうか。次の写真をご覧ください。


~ 細寒天(糸寒天とも呼ぶ)の一大産地として知られる岐阜県恵那市山岡町の冬の風物詩、寒天干し。2012年1月26日撮影。

「山岡の細寒天」(天然寒天)は、海藻の天草を煮溶かして作った心太(ところてん)を、ところてん突き器を使って心太状に突き出し台の上に並べ、(凍結と融解を繰り返して)乾燥させて出来上がります。



※ところてん突き器は、恵那市山岡町にある岐阜県産業技術センター寒天研究室で、2013年12月4日に撮影したものです。




~ 岐阜県恵那市山岡町産の「山岡の細寒天」です。

練羊羹のほかに、錦玉、琥珀などにも寒天は使われています。

☆ 「京都イオリカフェ 名鉄百貨店」
  (名古屋市中村区名駅1-2-1名鉄百貨店本店本館9階)
☆ 2015年8月27日(木曜日)午前11時頃利用