農林水産省ホームページの「農林水産物等の輸出促進対策」ページに載っている「茶の輸出戦略(参考資料)」を参照すると、

(茶の)輸出額は増加傾向にあり、2012年の輸出額(50.5億円)は5年前と比べ約1.5倍。その約半分を米国が占める。


そうです。

世界的な日本食ブーム、健康志向の高まりを背景に各国の緑茶の需要が増加していることから、2012年の輸出額が約50.5億円の茶の2020年の輸出目標額は、約3倍の150億円に設定されています。

一方、日本国内では、緑茶の消費は低迷しています。農林水産省生産局農産部地域作物課が作成した「茶をめぐる情勢(平成25年9月時点版)」を参照すると、1世帯当たりの緑茶(リーフ茶)の消費量は年々、減少傾向で推移しています。

2002年に1,140グラムだった1世帯当たりの緑茶(リーフ茶)の消費量は、2012年には889グラムとなり約22%減少しています。

ペットボトル入りの緑茶飲料の消費は、2005年までは急増しましたが、2006年以降は減少から横ばいで推移しています。




さて、緑茶というと今、急須で淹れる緑茶(リーフ茶)よりも「お~いお茶」に代表されるペットボトル入りの緑茶飲料ですね。


~ (1984年に開発され)1985年に販売開始された「缶入り煎茶」が「お~いお茶」に名称変更されたのは1989年のことです(伊藤園のホームページ参照)。

回転寿司店では、パウダー茶(粉末茶)。

 
~ 2014年2月1日に利用した「かっぱ寿司岐南店」のパウダー茶(粉末茶)。

 
~ 2014年10月12日に利用した「はま寿司岐阜南鶉店」のパウダー茶(粉末茶)。

急須で淹れる緑茶(リーフ茶)の場合、茶殻を捨てなければなりませんが、ペットボトル入りの緑茶飲料、パウダー茶はその点、とても便利ですね。

でも、不便かもしれませんが、急須で淹れる緑茶、おいしいです。


~ 2014年4月29日に利用したの「かぶせ茶カフェ」(三重県四日市水沢町998)の「つゆひかり」。


~ 2014年5月30日に利用した浜松市市民茶室「松韻亭(立礼席)」(浜松市中区鹿谷町11-4)の
煎茶(煎茶道「方円流」)。


~ 2014年10月8日に利用した茶カフェ「深緑茶房」(名古屋市中村区名駅4-26-25
メイフィス名駅ビル1階)の「伊勢深蒸し茶」。