日本ハムの本格的あらびきウィンナー「シャウエッセン」の特徴の一つは、パリッとした食感です。

「シャウエッセンWEBサイト」に載っているシャウエッセンQ&Aを参照すると、パリッとした歯ごたえの秘密は皮にあるそうです。

・・・「シャウエッセン」の皮として使用しているのは、選別された柔らかい羊腸だけ。

ソーセージなどの皮として使用されている羊腸、豚腸などの天然腸(天然ケーシング)は、中国、ニュージーランド、オーストラリアなどから輸入されています。

天然ケーシングの輸入業者で組織している「日本羊腸輸入組合」が公表している「天然ケーシング輸入実績」を見ると、今年2013年上半期(1月~6月)の輸入量は約1,398トンで、前年同期比78.8%となっています。

輸入量が多いのは、中国(構成比56.2%)、ニュージーランド(同28.5%)、オーストラリア(10.9%)の順です。



さて、株式会社コメダ(本社:名古屋市東区)が展開している珈琲所「コメダ珈琲店」チェーンのメニューに「ホットドッグ」があります。

この「ホットドッグ」に使用されているソーセージは、羊腸タイプです(2013年8月1日時点)。


~ 2013年8月1日(木曜日)に利用した珈琲所「コメダ珈琲店 岐阜駅東店」で食べた「ホットドッグ」です。


~ フライヤーで油調したソーセージ、ちょっと揚げ過ぎですね。

世界的な羊の飼育頭数の減少、中国など羊腸の需要が増加していることから天然羊腸の輸入量が減少し価格が高くなっているので、天然羊腸の代わりにコラーゲンケーシング(人工ケーシング)を使用しているソーセージが少なくないそうです。

たとえば、コストコ ホールセール ジャパン株式会社が展開している「コストコ COSTCO」で販売されている「ガーリックソーセージ」は、コラーゲンケーシングタイプです。


~ コラーゲンケーシングはサイズが一定なので、製品の仕上がりが均一です。


~ 8本入りで907グラム、1本当たり約113グラムのボリュームがあるソーセージです。

コラーゲンケーシングの製造・販売を行っている株式会社ニッピ(本社:東京都足立区)の公式ウェブサイトに載っている「コラーゲンケーシングを知る」を参照すると、汎用性、均一性、衛生的などが
コラーゲンケーシングの特徴だそうです。