長谷川泰三さんが書いた

日本で最初の喫茶店 「ブラジル移民の父」がはじめた
― カフエーパウリスタ物語

は、
明治時代末期~大正時代の喫茶店事情を
知ることのできる本だと思います。


日本で最初の喫茶店「ブラジル移民の父」がはじめた―カフエーパウリスタ物語

  • 作者: 長谷川 泰三
  • 出版社/メーカー: 文園社
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本


たとえば、
名古屋スタイルのフルサービス型喫茶店だけでなく、
セルフサービス型の喫茶店、
さらにはファミリーレストランにおいても
一般的になっているモーニング・サービスを
「カフエーパウリスタ」が始めたのは、
1919 (大正8)年のことだそうです。

簗瀬は日本全国のパウリスタ支店に指示し、今日の喫茶店ではごく当たり前に行われている「モーニング・サービス」を開始し、たちまち評判になった。さらに従業員の中から、珈琲事業研究のため海外派遣生を募り、ブラジルに派遣して勉強させたのも大正8年のことである。 (同書227ページから引用しました。)
~ 同書によると、「カフエーパウリスタ」第1号店は明治44年6月25日にオープンした 「箕面店」で、最盛時には、上海の1店舗を含め店舗数26店舗の喫茶店チェーンだったそうです。

「カフエーパウリスタ箕面店」では、
ブラジルストレートの珈琲を提供し、
珈琲とケーキのセットは10銭だったそうです。

モーニング・サービス、
そしてケーキセットは、
明治末期~大正時代からあった
喫茶店のメニューだったんですね。

さて、
水曜日の午前10時頃
京都・三条寺町東入ルの
ティーハウス 「リプトン 三条本店」へ行ってきました。

ティーハウス 「リプトン」は、
株式会社フクナガ (本社:京都市中京区)が運営する
喫茶店です (店舗数3店舗)。

ティーハウス 「リプトン」の
ホームページに掲載されているヒストリーを参照すると、
「リプトン本社直轄喫茶部 極東支店」としてオープンしたのは
1930年 (昭和5年)のことだそうです。

「飲み物をオーダーすると
トーストとゆで玉子が無料でつていくる」
のような名古屋スタイルではありませんが、
「リプトン 三条本店」にも
モーニング・サービスがありました。

モーニング・サービスメニューの中から;

ホット・ティー (ストレート) + ミックスサンド

をオーダーしました。


~ 最初にホット・ティーが出てきました。


~ 続いて、ミックスサンドが出てきました。料金は650円 (税込)。


☆ ティーハウス 「リプトン 三条本店」
  (京都市中京区三条寺町東入ル)
★ 2012年3月21日 (水曜日)午前10時頃利用


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