三重県産緑茶「伊勢茶」の産地である松阪市飯南町における茶園を調べるために、上仁柿(かみにがき)の神名原地区から坂ノ下地区へ移動しました。

坂ノ下地区は、大和国と伊勢神宮を結ぶ伊勢本街道の中で難所の一つだと言われた櫃坂峠(ひっさかとうげ)の麓にある集落です。


~ 松阪市飯南町上仁柿の坂ノ下地区のはずれにある伊勢本街道の櫃坂道と古坂道の案内板。


茶の機能―生体機能の新たな可能性

  • 出版社/メーカー: 学会出版センター
  • 発売日: 2020/06/12
  • メディア: 単行本


さて、飯南町上仁柿の坂ノ下集落において、典型的な屋敷茶園がありました。


~ 屋敷の裏が茶園になっています。

坂ノ下地区から南俣地区へ移動しました。


~ 松阪市飯南町上仁柿の南俣地区。

石積み(石垣)に茶株がありました。畦畔茶園に分類しました。


~ 石積み(石垣)にある茶株は、小動物が茶実を石積み(石垣)の間に隠したものが発芽し成長したものだという話を聞いたことがあります。実生茶。

茶山もありました。



松阪市飯南町上仁柿は、「伊勢茶」の圃場の変遷がよくわかる場所です。