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「大谷嘉兵衛資料館」へ行ってきました〔(休校中の)松阪市立川俣小学校2階〕 [伊勢茶]

日本茶の輸出振興、品質向上などに貢献し茶業王、茶聖などと呼ばれた伊勢国飯高郡谷野(たんの)村(現在の松阪市飯高町宮本)に生まれた大谷嘉兵衛(1844~1933)は、19歳の1862年(文久2年)3月に横浜の製茶問屋「伊勢屋」に奉公しましたが、1867年(慶応3年)に意見の対立から伊勢屋を出てスミス・ベーカー商会の製茶バイヤーとなり活躍しました。

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~ 大谷嘉兵衛が8歳の時から読み書きそろばんを習った長楽寺(松阪市飯高町宮本304)境内にある「茶聖 大谷嘉兵衛翁」胸像。

茶の輸出量の増加とともに粗悪品が増えたため品質向上のための製茶共進会を開催するなど日本茶の品質向上に貢献した大谷嘉兵衛は、48歳の1891年(明治24年)に茶業組合中央会議所会頭(現在の日本茶業中央会会頭)に就任、1927年(昭和2年)まで日本の茶業界の陣頭に立ちました(参照:茶王 大谷嘉兵衛の会作成資料など)。

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~ 櫛田川に架かる「大谷橋」(松阪市飯高町富永)。

三重県教育委員会発行「三重の文化」(郷土の文化編)を参照すると、「大谷嘉兵衛はたびたび帰郷し、地元の小学校の建設、松阪港の整備や櫛田川に架かる大谷橋の建設など教育・産業文化、交通の整備などを積極的に支援し、郷土松阪の発展に貢献した」そうです。


大谷嘉兵衛翁伝―〈伝記〉大谷嘉兵衛 (伝記叢書 354)

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  • 出版社/メーカー: 大空社
  • 発売日: 2020/06/25
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さて、2020年6月23日(火曜日)午後0時50分頃、「大谷嘉兵衛資料館」がある川俣(かばた)小学校を訪ねました。

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~ 休校中の松阪市立川俣小学校(松阪市飯高町粟野481)。

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~ 川俣小学校校舎遠景。

「大谷嘉兵衛資料館」は川俣小学校の2階にあります。

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「茶王 大谷嘉兵衛の会」の小林典子さん(元川俣小学校校長)および小林平八郎さん(元飯南中学校校長)より大谷嘉兵衛の生涯と功績などについてレクチャーを受けました。

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~ 「大谷嘉兵衛資料館」内。

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~ 大谷嘉兵衛にゆかりのある茶問屋などの茶箱。

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~ 川俣茶関連の資料。

「大谷嘉兵衛資料館」を観覧希望の場合は、「大谷嘉兵衛の会」事務局まで電話でお問い合わせください。

電話:(0598)45-0335 または 090-3151-7327

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コメント 2

Grs 満々美人

こんにちは。
「茶聖 大谷嘉兵衛翁」胸像を楽しませてもらいました(^O^)/
いつもありがとうございます。
(@^^)/~~~
by Grs 満々美人 (2020-06-25 13:02) 

Grs 満々美人

小学校の周辺は素敵な風景ですね^^
資料館も見ごたえあります。
いつもありがとうございます。
6/26日
by Grs 満々美人 (2020-06-26 12:38) 

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