江戸時代に「槻御殿(けやきごてん)」と呼ばれた彦根藩の下屋敷は現在、庭園部分が「玄宮園」、建物部分が「楽々園」と呼ばれています。

「玄宮園」は現在、回遊式庭園として一般開放されています。


~ 「玄宮園」東口、2018年5月26日撮影。


~ 魚躍沼(ぎょやくしょう)の対岸に、臨池閣(りんちかく)と鳳翔台(ほうしょうだい)、その先に彦根城天守。2018年5月26日撮影。

一方、「玄宮園」とともに彦根藩4代藩主・井伊直興により延宝5年(1677年)から2年を要して造営された「楽々園」は、11代藩主・井伊直中の隠居時に大規模な増改築が行われ、現在残っている建物の約10倍の規模だったそうです。




~ 大きな建物が全解体修理が完了した御書院、その右側が保存整備中の地震の間。

※ここまで、彦根市教育委員会作成の指定文化財解説シートなどを参照しました。





さて、彦根市が2018年6月1日に発表した文書 ~楽々園「御書院」の内部特別公開について~ を参照すると、「楽々園」にある建造物「御書院」の内部が特別公開されます。

・公開期間:2018年6月16日(土)~6月24日(日)
・公開時間:午前9時~午後5時(入場締切:午後4時30分)
・場所  :滋賀県彦根市金亀町
・観覧料金:無料
・定員  :随時公開、ただし人数制限する場合あり


~ 「御書院」の上之御間(12畳)、特別公開中の2017年6月26日撮影。