みそは使用している原材料により、米みそ、麦みそ、豆みそおよび調合みその4種類に分類されます。

全国味噌工業協同組合連合会のホームページに載っている「みその種類別出荷数量<全味工連集計>」を参照すると、2016年の出荷数量の81.0%が米みそです。主に東海3県(愛知・岐阜・三重)で生産されている豆みそのシェアは、みそ全体の出荷数量のわずか4.8%です(麦みそは4.5%、調合みそは9.8%)。



さて、2018年3月25日(日曜日)の午後1時頃、八丁味噌の味噌蔵を見学するために、愛知県岡崎市八帖町にある創業延元2年(1337年)の「まるや八丁味噌」(株式会社まるや八丁味噌)へ行ってきました。


~ 「まるや八丁味噌」工場内売店にある看板。

大豆と塩だけで造る豆みそに分類される「まるや八丁味噌」の八丁味噌は、岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にある八丁村(現在の岡崎市八帖町)で造っていたことから、その地名を冠して「八丁味噌」と呼称されているそうです。


~ 旧東海道沿いに「まるや八丁味噌」(左側)と正保2年(1645年)創業の「カクキュー八丁味噌」(右側)の2社が向かい合っています。

二夏二冬以上の間、伝統製法で天然醸造で仕上げる八丁味噌に欠かせないのが、木桶と重石です。


~ 木桶と重石。


~ 重石の見本。

木桶には約6トンのみそが入っており、石積み職人により円錐状に手積みされた重石の重さは約3トンあるそうです。


~ 江戸時代末からの味噌蔵の梁を見ると、白っぽく見えます。住みついているこうじだそうです。

「まるや八丁味噌」の隣にある「カクキュー八丁味噌」(合資会社八丁味噌)においても、工場見学ができます。「まるや八丁味噌」、「カクキュー八丁味噌」とも工場見学は無料です。工場見学受付時間などにつきましては、両社のホームページでご確認ください。


~ 「カクキュー八丁味噌」の本社事務所。

☆ 「まるや八丁味噌」(株式会社まるや八丁味噌)
  (愛知県岡崎市八帖町往還通52番地)
☆ 2018年3月25日(日曜日)午後1時頃利用


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