2017年10月24日(火曜日)午前11時40分頃に、岐阜県揖斐川町にある「揖斐川歴史民俗資料館」へ行ってきました。



2005年1月31日に、旧揖斐川町、谷汲村、春日村、久瀬村、藤橋村、坂内村が合併し誕生した揖斐川町(いびがわちょう)は岐阜県の最西部に位置し、北は福井県、西は滋賀県と接しています。



さて、「揖斐川歴史民俗資料館」の「揖斐川と人々の暮らし」ゾーンでは、治水、舟運(しゅううん)、漁業および電源開発の4つのテーマで展示が行われています。



陸上の輸送が困難だったため揖斐川が流れる揖斐川町では舟やいかだによる舟運が盛んだったそうです。揖斐川の舟運の歴史は古く、秀吉の治世には川を利用した物資の輸送が行われていたそうです。


~ 揖斐川の舟運の解説パネル。

舟運に使われていた舟が展示されていました。


~ 再現された親舟(奥の帆掛け舟)と実物のせどり舟(手前の舟)。

下りの荷物は、木炭、わり木、米、石灰、渋柿など。上りの荷物は、塩、みそ、たまり、乾物、せと物などだったそうです。



「揖斐川歴史民俗資料館」のウェブサイトを参照すると、明治中頃に開通した車道の利用が便利になると、舟運の利用は徐々に減り、1940年(昭和15年)の西平ダムの完成で、揖斐川上流からの舟運は終わったそうです。

☆ 「揖斐川歴史民俗資料館」(岐阜県揖斐郡揖斐川町上南方905番地1)
☆ 2017年10月24日(火曜日)午前11時40分頃利用