2013年5月29日から6月1日までの期間、
石川県七尾市で開催された「世界農業遺産国際会議」において
「静岡の茶草場農法」が、
「阿蘇の草原の維持と持続的農業」、
「クヌギ林とため池がつなぐ国東半島・宇佐の農林水産循環」と共に
世界農業遺産として正式に認定されました。

世界農業遺産(GIAHS:ジアス)は、
2002(平成14)年に食料の安定確保を目指す国際組織の
「国際連合食糧農業機関」(FAO、本部:イタリア・ローマ)によって
開始された認定制度だそうです。

世界農業遺産として認定された地域は現在、
11ヶ国25地域。

日本では、
5地域が認定されています。

※ここまで、世界農業遺産「能登の里山里海」情報ポータル、
 掛川市公式ホームページを参照しました。

さて、
1月23日(木曜日)の正午前に、
世界農業遺産「静岡の茶草場(ちゃぐさば)農法」に認定地の一つの
掛川市東山地区へ行ってきました。

東山茶の産地の掛川市東山地区は、
「茶」文字の里として知られています。


~ 世界農業遺産「静岡の茶草場農法」のビューポイントから「茶」文字がある粟ヶ岳方面を撮った写真です。

「茶」文字は、
縦横それぞれ130メートルほど。

1932(昭和7)年に
最初に植えられたのは松の木ですが、
現在はヒノキに植え替えられています。

「茶」文字の里では、
秋から冬にかけて茶畑の畝間に
土壌の保湿・保温、土質改善、土壌流出防止などのために
ススキやササなどを敷いているそうです。

このススキやササなどの草を刈る採草地が
「茶草場」(草刈場)と呼ばれています。


~ 「茶」文字の周りなどに、茶草場(草刈場)が見えます。



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茶草場(ちゃぐさば)
貴重な生物の住む場所でもあるそうで、
秋の七草(萩・薄・桔梗・撫子・葛・女郎花・藤袴)がすべて見られるほか、
カケガワフキバッタという珍しい虫が住んでいるそうです。

ビューポイントから
「茶」文字、茶草場を眺めた後、
東山茶のPR拠点「東山いっぷく処」へ向かいました。



「東山いっぷく処」では、
東山茶をいただくことができます。



名物「茶文字まんじゅう」、
この日は販売していませんでした。


~ 生粋東山茶を購入しました。

☆ 「東山いっぷく処」
  (静岡県掛川市東山1173-2)
☆ 2014年1月24日(木曜日)正午頃利用



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