2020年3月12日(木曜日)、JR四日市駅前にある三重交通バス1番のりばから午前11時13分発「宮妻口行き」に乗車しました。

午後0時10分頃、時刻表よりも10分ほど遅れて降車地の三重交通バス「水沢本町」バス停に到着しました。

「水沢本町」バス停のすぐ横に、水沢茶農業協同組合と亀山茶農業協同組合が合併して2015年2月1日に誕生した三重茶農業協同組合(三重県四日市市水沢町2441-3)があります。


~ 「三重茶農業協同組合」、手前が斡旋場・事務所兼小売店舗、後方が第1冷蔵庫。



さて、三重県は、農林水産省「茶をめぐる情勢(令和2年3月版)」に掲載されている「我が国における茶生産の位置づけ」を参照すると、荒茶生産量が静岡県、鹿児島県に次いで全国3位の茶産地です。

三重県で生産された緑茶は「伊勢茶」と総称されていますが、「伊勢茶」といっても、南北に長い三重県の北勢地域と南勢地域では気候などが違うので、生産されている緑茶も地域によって違います。四日市市、鈴鹿市などの北勢地域ではかぶせ茶が多く、松阪市飯南町・飯高町などの南勢地域では深蒸し煎茶が多く生産されています。


~ 四日市市水沢町の茶畑。

今回の「水沢めぐり」では、かぶせ茶の一大産地の四日市市水沢町のお茶に縁のある寺社を訪ねました。


~ (江戸時代中期に住職を務めた中川宏教は宇治の茶業に倣い水沢に茶畑の開墾を始めたと伝わっている)常願寺は水沢における茶業発展の楚を築いた寺院と言われています。


~ 一乗寺(旧浄林寺)は水沢茶発祥の地と言われています。


~ 山門の横に「水沢茶発祥の地」碑が建っています。


~ 足見田神社では毎年春、四日市市指定史跡「冠山茶の木原」で摘み取られた新茶の献茶祭が行われています。

足見田神社を後に向かったのは、マルシゲ清水製茶直営の「かぶせ茶カフェ」です。


~ 古民家をリノベーションした「かぶせ茶カフェ」。

隣に茶工場「お茶こうば」があります。



「かぶせ茶カフェ」でオーダーしたのは、お菓子とあられ茶漬けが付く「お茶膳(おもてなしかぶせ)」です。お菓子は「かぶせ茶ショコラ」を選びました。


~ (お膳の真ん中にある)ふた無し急須は藤総製陶所製「ひとしずく」です。

☆ 「かぶせ茶カフェ」(三重県四日市市水沢町998)