2019年10月26日(土曜日)午前11時15分頃、三井グループの祖・三井高利を始めとする松阪商人を輩出した「豪商のまち」として知られる三重県松阪市(まつさかし)魚町にある「旧長谷川治郎兵衛家」へ行ってきました。


~ うだつが上がる「旧長谷川治郎兵衛家」の主屋。

国指定重要文化財(建造物)の「旧長谷川治郎兵衛家」は、三井家、小津家などと並ぶ松阪商人を代表する豪商・長谷川家の本宅で、2019年4月5日より本格的な公開が始まりました。


~ 「旧長谷川治郎兵衛家」の主屋正面(入館口)。家紋(丸三)が見えます。

 ・開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
 ・休館日 :月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
 ・入館料 :大人320円、小中学生・高校生160円


伊勢商人の世界

  • 作者: 後藤 隆之
  • 出版社/メーカー: 黎明書房
  • 発売日: 2021/08/01
  • メディア: 単行本


さて、「旧長谷川治郎兵衛家」において2019年12月15日(日曜日)まで、秋季特別企画展「長谷川家の茶の湯」が開催されています。


〜 2019年秋に松阪市で行われる茶の湯関連イベントのポスターの中に、秋季特別企画展「長谷川家の茶の湯」のポスターがあります。

受付で入館料と呈茶代を支払った後、主屋の通り土間を抜けて、台所より主屋へ上がりました。向かったのは呈茶席がある大正座敷です。


〜 大正座敷の広間より八畳の間、表の間を撮る。

呈茶席は、大正座敷の次の間に設えてありました。


~ 呈茶席。床に掛けてあるのは、裏千家11代玄々斎の長谷川家9代当主へ宛てた書状。

宇治抹茶とお干菓子をいただきました。


〜 松阪萬古焼の茶碗。



お抹茶と干菓子で一服した後、秋季特別企画展「長谷川家の茶の湯」が開催されている大蔵へ向かいました。


〜 秋季特別企画展「長谷川家の茶の湯」が開かれている大蔵。

大蔵内において、蒲生氏郷作の茶杓、裏千家宗匠と長谷川家歴代当主との親交が窺われる書状、茶道具などが展示されています。




〜 蒲生氏郷作の茶杓(安土桃山時代、本居宣長記念館蔵)。


〜 現在の大正座敷の表玄関に文政10年(1827年)造営された茶室「今日庵」の棟札。

☆ 「旧長谷川治郎兵衛家」(三重県松阪市魚町1653番地)


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