「四日市の和菓子屋さんめぐり」を始めるきっかけとなったのは、一枚の手書き地図です。



今年2013年6月9日(日曜日)の午前中、鵜の森公園にある四日市市茶室「泗翠庵(しすいあん)」を利用した後、四日市市街地の旧東海道沿いにある数軒の和菓子屋さんを訪れました。

最初に訪れたのが、創業宝暦年間(1752~1765年)の御菓子所「紅屋」(四日市市中部11-5)です。


~ 2013年7月28日(日曜日)に利用した時に撮った写真です。

御菓子所「紅屋」のご主人が書いて下さったのが、冒頭の地図です。

この1枚の手書き地図がきっかけ、そして縁となり、「四日市の和菓子屋さんめぐり」が始まりました。

調査も行いました。

「四日市市市立図書館」の地域資料室、「じばさん三重」(三重北勢地域地場産業振興センター)、古書の博物館「西尾市岩瀬文庫」(愛知県西尾市)などを訪れ、四日市の和菓子に関する資料を閲覧または入手しました。




さて、2013年9月12日(木曜日)午前10時半過ぎに、四日市市北町の旧東海道沿いにある四日市名物なが餅の「なが餅笹井屋 本店」へ行ってきました。



「なが餅笹井屋」は、天文19(1550)年創業の和菓子屋です。



本店の他に、三ツ谷店(四日市市三ツ谷町)があります。


~ 2013年6月19日(水曜日)に撮った「なが餅笹井屋 三ツ谷店」です。

創業の地は、旧東海道の日永(現在の日永1丁目)の鹿化川と大宮神明社の間辺りです。


~ 2013年7月28日(日曜日)に、鹿化川(かばけがわ)にかかる鹿化橋付近から大宮神明社方面を撮った写真です。

鹿化橋の南側辺りには昔、昭和30年頃に四日市市北町へ移転した「なが餅笹井屋」などの複数の永餅屋さんがあったそうです。

「なが餅笹井屋 本店」では、竹包み7個入りの「なが餅」を買いました。

630円(税込)。

「なが餅笹井屋」では、ばら売り(1個売り)はしておらず、竹包み7個入りが最小販売ロット品です。


~ 竹包みと称していますが、竹皮柄の包装紙を使っています。

竹皮柄の包装紙を開けると、個包装された7個のなが餅がトレ―パックに入っていました。





「なが餅笹井屋」の栞を見るとなが餅は、長餅(と餅)、永餅、日永の餅、笹餅、牛の舌などと呼ばれたこともあるそうです。

四日市で最も古い和菓子屋「なが餅笹井屋 本店」で今回、四日市名物なが餅を買ったことで、わたしの「四日市和菓子屋さんめぐり」は一区切りがつきました。

☆ 四日市名物なが餅の「なが餅笹井屋 本店」
  (三重県四日市市北町5-13)
★ 2013年9月12日(木曜日)午前10時35分頃利用