「トップバリュ」は、
イオン株式会社のプライベートブランド（ＰＢ）です。
イオンの公式ページにある「トップバリュ」のページを見ると、
次のような説明があります。
・・・引用
トップバリュとは？
トップバリュは「お客さまのふだんの生活をより良く」との思いから、
イオンが自ら企画・開発した商品群で、イオンのプライベートブランドとして、
イオンのグループ企業などの各店舗で販売をしています。
「トップバリュ5つのこだわり」にもとづいて企画・開発し、
国内外のメーカーに製造を委託しています。
・・・引用終わり
「トップバリュ５つのこだわり」とは、次の５つだそうです。
① お客さまの声を商品に生かします。
② 安全と環境に配慮した安心な商品をお届けします。
③ 必要な情報をわかりやすく表示します。
④ お買得価格でご提供します。
⑤ お客さまの満足をお約束します。
さて、９月２６日（水曜日）午前９時３０分頃に
「ジャスコ各務原店」へ行ってきました。
（岐阜県各務原市那加萱場町３丁目８番地）
イオンの自主企画・開発商品である「トップバリュ」において
イオンがこだわるという「お買得価格でご提供します。」とは、
具体的には「ナショナルブランドより、お求めやすい価格に設定します。」
ということだそうです。
そこで、「トップバリュ」のこだわりの一つである
「お買得価格でご提供します。」を
ジャスコ各務原店の店頭で販売されている
次の商品で実際に確認してみました。
●チョコウェハース
①トップバリュ「チョコウェハース」
2袋入り（48g）、売価78円（税込）
販売者・イオン株式会社 J４８２
※J482は製造所固有記号。
②ネスレ「キットカット」
2袋入り、売価108円（税込）
販売者・ネスレ コンフェクショナリー株式会社NK
※NKは製造所固有記号。
●ヨーグルト（４連）
①トップバリュ「ミックスフルーツヨーグルト」
内容量80ｇｘ4個、売価148円（税込）
製造者・ダノンジャパン株式会社 館林工場
販売者・イオン株式会社（一括表示欄外に記載）
②ダノン「フルーツセレクション」
内容量80gｘ4個、売価178円（税込）
製造者・ダノンジャパン株式会社 館林工場
販売者・味の素株式会社（一括表示欄外に記載）
※乳製品は、製造者固有記号の使用が認められていない。
確かに、売価だけを単純に較べると、
「トップバリュ」の方が安いですね。
しかし、実際に食べてみると、
明らかに違いがあります。
使用した原材料が異なる、
同じ原材料を使用していても配合量が異なるなど、
違いがあるのは当たり前だと思います。
したがい、全く同じものではありませんので、
「ナショナルブランドより、お求めやすい価格に設定します。」
と、イオンが言っているのは比較の方法がアンフェアだと私は思います。
それにしても、「お買得でご提供します。」とは、
本当に嫌なコピーですね。
78円のトップバリュ「チョコウェハース」を食べて、
この価格ならこれで十分だと思う方もいるでしょう。
また、30円高くてもキットカットの方がいいと思う方もいるでしょう。
さらに、キットカットでも満足されない方もいると思います。
その商品を評価されるのは買い手である‘お客さま’で、
売り手である‘イオン’ではないはずです。
それなのに、売り手であるイオンが、評価を先に決めて
‘買得’（買って得）とお客さまに押し付けるのはおかしいと思います。