2016年1月3日(日曜日)の午前11時半頃に、名古屋・池下にある古川美術館分館「爲三郎記念館」へ行ってきました。


~ 「爲三郎記念館」の表門。

数寄屋造りの母屋「爲春亭(いしゅんてい)」、茶室「知足庵」、庭園などからこう構成される「爲三郎記念館」は、ヘラルドグループ創業者の故・古川爲三郎さんが103歳まで終の棲家とした邸宅、1995年(平成7年)11月から一般公開されています。


~ 急斜面に建つ母屋「爲春亭」。

入館する前に、国宝茶室「如庵」を写した茶室「知足庵」がある庭園を歩きました。


~ 外露地に沿って中門まで光悦垣が組まれています。

中門の前に腰掛待合(上の写真では椎の大木に隠れて見えない)と砂雪隠(すなせっちん)が並んでいます。


~ 中門を入ると内露地、蹲踞の鉢明かりに織部燈籠が据えられています。

織部燈籠の側に、みごとな実をつけた千両。


小さな暖簾の奥で 御粽司・川端道喜とわたし

  • 作者: 知嘉子, 川端
  • 出版社/メーカー: 淡交社
  • 発売日: 2019/12/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


さて、「爲春亭」の桜の間で開かれた「新春 正月茶席」に参加しました。

お正月を寿ぐ茶席は立礼式で、和菓子は梅屋光孝の「花びら餅」でした。



※館内で撮ったのは和菓子の写真のみです。



なお、
「爲三郎記念館」においては1月2日(土曜日)から3月6日(日曜日)まで

愛知県立芸術大学 五十周年関連事業
「照らす光と照らされるもの~柴崎幸次の灯りの世界~」

が開催されています。

☆ 古川美術館分館「爲三郎記念館」
  (名古屋市千種区掘割町1-9)
☆ 2016年1月3日(日曜日)午前11時25分~午後0時25分頃利用