最近は減ってきたようですが、
冷凍食品は割引販売されることが多い食品です。



~ 冷凍食品 当店通常価格より 半額

~ 冷凍食品 当店表示価格の 半額

~ 冷凍食品 今ついている価格よりレジにて 半額

~ 冷凍食品 今ついている価格より 4割引

この様な割引率を強調する新聞折り込みチラシで
気をつけなければならないことは、

 割引率の高さ ≠ 安い

ということです。

割引前の価格、
すなわち、
当店通常価格、当店表示価格、
今ついている価格などが高く設定されていれば、
割引率が高くても安くはならないからです。

 100円 x 60%(4割引) = 60円
 120円 x 50%(5割引) = 60円

安いか高いかの比較、そして判断は、
店頭での実売価格で行う必要があります。

さて、
4月6日(土曜日)の朝刊に
こんな折り込みチラシが入っていました。



お1家族様1日1コ限りという条件付きですが、
味の素冷凍食品の「ギョーザ12個入り300g」が、
168円(税込)です。



これは安い!

しかし、
この新聞折り込みチラシだけで
バローグループの中部薬品株式会社(本社:岐阜県多治見市)が
運営するドラッグストア「Vドラッグ」が
最安値と判断するのは早計です。

そこで、
4月7日(日曜日)に
岐阜市南部(JR東海道本線の南側)にある
総合スーパー(2店舗)、食品スーパー(3店舗)、
およびドラッグストア(3店舗)の計8店舗を回り、
味の素冷凍食品の「ギョーザ12個入り300g」の
店頭販売価格(実売価格)をチェックしてみました。



高かったのは、
~メーカー希望小売価格より4割引~
の「サンドラッグ岐阜六条店」で239円(税込)。

次に高かったのは、
~今ついている価格から4割引~
の「アピタ岐阜店」で238円(税込)。

一番安かったのは、
上掲の新聞折り込みチラシの
「Vドラッグ茜部南店」の168円(税込)ではなく、
「イオン柳津店」の158円(税込)でした。

個数制限もありませんでした。

思わず買ってしまいました。

「イオン柳津店」は、
冷凍食品の割引販売は行っていません。

 ~当店は割引表示せず「ズバリ価格」でお買得!~

というPOPが売場にあり、
ズバリ実売価格を表示しています。

この158円(税込)という実売価格は、
1.4kmほど離れている競合店の
「Vドラッグ茜部南店」に対抗するための
「イオン柳津店」独自の戦略的価格だと思われます。

なぜならば158円(税込)は、
イオングループのPBトップバリュの
「ギョーザ12個入264g」と同じ価格設定だったからです。

PB商品を販売しているスーパーにおいては、
自社PB商品をより多く販売するために、
類似するNB商品の売価設定を高めにする
傾向があります。

それが証拠に、
イオングループの「マックスバリュ岐南店」では、
味の素冷凍食品228円(税込)、
大阪王将178円(税込)
トップバリュ158円(税込)で販売されていました。

安い「冷凍食品」を探して買うためには、
時間と労力が必要ですが、
ギョーザ1袋で80円もの価格差があると、
実売価格調査は必要だと思いました。

ところで、
味の素冷凍食品の「ギョーザ12個入り300g」が最も高かった
「サンドラッグ岐阜六条店」で販売されていた
日本ハムの「シャウエッセン2袋」、
375円(税込)でした。

8店舗の中で最安値。

「シャウエッセン2袋(138g入り x 2袋)」の
スーパーでの一般的な売価は498円(税込)なので、
かなり安いと思います。

今回回った8店舗では、
菓子パン、レトルト食品、カップ麺など
他の食品の価格もチェックしました。

その結果、
今回チェックした6種類の食品全てが
最も安いスーパー、ドラッグストアは
ありませんでした。

8店舗を回るのにかかった時間、
約2時間半。

安い食品を探す、
疲れますね。


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