冷凍食品といえば、
スーパーマーケットにおいて
割引して販売されることが多い
食品の一つ。

4割引、5割引、
そして
6割引まで現れた。

岐阜県美濃市の
美濃インターチェンジ近くにある
「カ〇〇〇美濃店」。

冷凍食品売場へ行くと、

  毎日6割引

と書かれた大きなポップ広告。

スーパーマーケットで冷凍食品を買う時に
チェックしなければならないことは、
割引率よりも実売価格。

なぜなら、
割引前価格 (基準とする価格)が
各スーパーマーケットによって異なるから。

試しに
A社の 「中華丼の素」の価格を見ると、
620円 (本体価格=税抜き価格)が6割引されて
248円となっていた (*注①)。

(*注①)
 ~ 6割引後の本体価格 (メーカー希望価格)と税込価格を表示しています ~
 と書いてあったので、メーカー希望価格から6割引しているようです。

安い!

思わず買ってしまった。



売場にあった
別のポップ広告を見ると、
値下げした (正確に言うと‘割引率を下げた’)のは
競合店への対抗策らしい。

そこで、
すぐ近くにある
「オ〇〇〇美濃インター店」へ。

冷凍食品売場へ急行すると、

  5割引

と書かれた大きなポップ広告。

割引率は
「カ〇〇〇美濃店」の方が
大きい。

実売価格を比べるために、
A社の 「中華丼の素」の価格を見ると、
609円 (税込)が
304円 (税込)となっていた (*注②)。

(*注②)
 609円という価格はメーカー希望価格ではなく、
 「オ〇〇〇美濃インター店」の通常 (平常)価格のようです。
 同店の冷凍食品売場には、メーカー希望税込価格と但し書きがある商品と
 但し書きがない商品 (A社品とN社品が多いと思われた)が混在していました。

割引前価格 (基準価格)と
割引率は異なるが、
実売価格は
「カ〇〇〇美濃店」が安い。

ここまで調べたついでに
車で約3分ほどの距離にある
「ジ〇〇〇美濃店」へ。

ここでは、
割引販売ではなく
実売価格表示で販売していた。

ポップ広告を見ると、

       ズバリ価格でお値打ち
  メーカー希望小売価格がわからないのに
 「〇割引」などとわかりにくい表現はしません

といった内容だった。

売場サイズの割に
並んでいる冷凍食品の品数が
少ないと思われる
冷凍食品売場を見回っていると、
A社の 「ギョーザ」が
158円 (税込)だった。

安い!

思わず買ってしまった。

(A社の 「中華丼の素」はありませんでした)



毎日6割引の
「カ〇〇〇美濃店」では
A社の 「ギョーザ」は売っていなかった。

確か、
当社のバイヤーが努力したけど
お客様に納得できる金額で販売することが
できなくなり終売したといった内容の
売らない理由についての
説明書きが売場にあった。

さて、
3店舗を回って
冷凍食品の価格チェックに
かかった時間は、
約50分間。

安い冷凍食品を
探すには時間がかかる、
疲れる。

それにしても、
冷凍食品の
メーカー小売価格 (メーカー希望小売価格)とは
何なんだろうか?

スーパーマーケットでの販売時に
割引率を大きく見せるために
高めに設定されているのだろうか?


(追記)
 この記事に載せた価格は、 
 3店舗を回った2011年1月28日 (金曜日)午前中に調べたものです。