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三重県松阪市飯南町深野の「石積みだんだん茶園」 [伊勢茶]

2020年6月23日(火曜日)午後2時40分頃、休校中の松阪市立川俣小学校2階にある「大谷嘉兵衛資料館」(松阪市飯高町粟野481)から松阪駅へ向かう途中、日本の棚田百選認定「深野のだんだん田」(深野棚田)がある松阪市飯南町深野に立ち寄りました。

200623飯南町深野05、深野棚田の説明板.JPG
~ 深野の夏明地区にある「石の芸術 深野棚田」案内板。

〔参考〕1999年7月に農林水産省が認定した「日本の棚田百選」の一つである「深野のだんだん田」は、認定当時のパンフレットを参照すると、「今から約430年以前(室町時代末期)から始められ当時深野上郷は北畠氏の重要な拠点であり、白猪山の西約1.5km付近に「のろし場」があり見張りの侍等が詰めており、その侍たちの食糧確保のため棚田が開墾されたといわれており、現在も水田として利用され、石積みは雑草もなくよく維持管理されている。」となっています。


200623飯南町深野02、夏明のだんだん茶園.JPG
~ 深野の夏明地区から見た「深野のだんだん田」(深野棚田)。

飯南町深野地区は、「だんだん田」(石積み棚田)が有名ですが、「だんだん茶園」(石積み茶園)もあります。

200623飯南町深野03、夏明のだんだん茶園.JPG
~ 「だんだん田」の上に「だんだん茶園」(在来種)、その上に「茶山」(栃の木などの雑木林には茶株がある)があります。

この「だんだん茶園」は管理されている茶園ですが、所有者によると茶葉を摘採して緑茶に加工するための管理ではなく、景観を維持するために管理しているそうです。

200623飯南町深野04、夏明のだんだん茶園(石積み茶園).JPG

高齢化、後継者問題などによりこの景観をこれからも維持していくことのむつかしさを実感しました。

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