SSブログ

「伊勢茶」の茶畑で秋番茶摘採などを見学〔三重県松阪市飯南町〕 [深緑茶房]

三重県は、お茶の栽培面積・生産量が、静岡県、鹿児島県に次いで全国3位です(※1)。三重県で生産されたお茶は「伊勢茶」(※2)と総称されており、四日市市水沢、鈴鹿市、亀山市、松阪市飯南町・飯高町などがお茶の生産地として知られています。

(※1)【参考】農林水産省作成「茶をめぐる情勢(令和元年6月)」の「1.我が国におけるお茶生産の位置付け」を参照すると、2018年の調査で三重県は栽培面積・生産量が全国3位となっています。農林水産省ホームページの「お茶のページ」よりダウンロードできます。http://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/cha/ocha.html


(※2)三重県茶業会議所ホームページの「伊勢茶とは」を参照すると、伊勢茶は次の通り定義されています。(「伊勢茶」の定義):三重県で生産されるお茶の総称であり、三重県産100%の緑茶です。2007年4月13日付けで特許庁の地域団体商標(地域ブランド)に「伊勢茶」が商標登録されました。




さて、2019年10月2日(水曜日)午前10時40分頃、松阪市飯南町を訪ね、茶栽培から製茶(一次加工・仕上げ加工)、販売、カフェ直営までを一貫協業経営で手掛けている農事生産法人・有限会社深緑茶房の茶畑を同社松本茶長の案内で見学しました。

最初に、秋番茶の摘採が行われている茶畑を見学しました。

s_191002深緑茶房見学03、茶畑.JPG
~ 乗用型摘採機による秋番茶の摘採。

s_191002深緑茶房見学05、茶畑.JPG

続いて、松阪市飯南町向粥見にある茶畑を見学しました。

s_191002深緑茶房見学09、茶畑(医王寺上る).JPG

s_191002深緑茶房見学10、茶畑(医王寺上る)べにふうき.JPG
~ 品種「べにふうき」の茶畑。

s_191002深緑茶房見学11、茶畑(医王寺上る)サンルージュ.JPG
~ 品種「サンルージュ」の茶畑。

続いて、秋番茶の荒茶加工をしている茶工場を訪ねましたが、雨が降ったり止んだりの天候での摘採のため生葉の入荷が不規則となり連続的に荒茶加工が出来ていないということでした。

荒茶加工の見学をあきらめ、飯南高校の東側に広がる茶畑を見学した後、深緑茶房本店へ向かいました。

s_191002深緑茶房見学14、茶畑(飯南高校東側).JPG
~ 飯南高校の東側に広がる茶畑、正面の山は烏岳。

s_191002深緑茶房見学17、本店.JPG
~ 深緑茶房本店(三重県松阪市飯南町粥見4209-2、定休日:水曜日)。

深緑茶房本店は「伊勢茶」の販売のほか、日本茶カフェが併設されています。当日は定休日でしたが、急須で淹れる煎茶の飲み比べをしました。

nice!(77)  コメント(0)