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臨地勉強会「深緑茶房見学会2019春」に参加しました〔三重県松阪市飯南町〕 [深緑茶房]

2019年5月14日(火曜日)午前10時50分頃、伊勢茶産地の一つの三重県松阪市飯南町を訪ねました。

お茶の栽培、お茶の製造(荒茶・仕上茶)、お茶の販売・カフェ直営を一貫して行っている農業生産法人・有限会社深緑茶房の会長・松本さん(松本茶長)の案内で、飯南町の茶畑2ヶ所、荒茶工場および本店(カフェ併設)を見学しました(臨地勉強会「深緑茶房見学会2019春」)。

最初に見学したのは、飯南町粥見の国道166号線沿いにある飯南高校東側に広がる茶畑です。

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~ 正面に見える山は烏岳です。

s_190514深緑茶房見学会03、飯南町粥見の茶畑.JPG

次に見学したのは、黄檗宗医王寺前の道を上がったところにある茶畑(やぶきた・べにふうき・サンルージュの3品種を栽培)です。

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~ べにふうきを栽培中の茶畑、電柱の先に見える茶畑がサンルージュを育成中の茶畑です。

降雨のため新茶の摘採が中止になったので、予定していた乗用型摘採機による摘採の見学はできませんでした。






さて、2ヶ所の茶畑を見学した後、飯南町向粥見の深緑茶房の茶工場(荒茶工場)を訪ねました。

s_190514深緑茶房見学会14、茶工場(荒茶工場).JPG

降雨で摘採が中止になったので生葉の受入れは行われていませんでしたので、茶工場(荒茶工場)における工程の中で重要な工程の一つが蒸熱(蒸し)工程から見学しました。

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~ 送帯式蒸機。蒸熱(蒸す)ことにより茶葉中の酵素を失活させます。

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~ 蒸熱(蒸し)後の茶葉の状態。茶葉中の酵素の働きを止めない紅茶と烏龍茶には蒸熱(蒸し)工程はありません。

粗揉、揉捻、中揉を経て精揉(転繰揉み)工程へと進みます。

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~ 葉打・粗揉・揉捻ライン。

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~ 粗揉後の茶葉。

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~ 揉捻(回転揉み)後の茶葉。

中揉を経て精揉(転繰り揉み)工程。

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~ 精揉機。

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~ 精揉後の茶葉。

精揉後の茶葉の水分含有率を熱風乾燥でさらに下げれば、荒茶(一次加工茶)が出来上がります。

荒茶工場の見学後、道の駅「飯高駅」を経て、深緑茶房本店へと向かいました。

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深緑茶房本店(松阪市飯南町粥見4209-2)に併設されている茶房で甘楽茶楽時間。

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