寿ぎの和菓子「蓬莱山」(子持饅頭) -(2)「和菓子にみる蓬莱」- [甘いもの(和菓子・スイーツ・パン)]
♪ 寿ぎの和菓子「蓬莱山」(子持饅頭) -(1) 彦根城博物館テーマ展「蓬莱-寿ぎの文様-」- の続き
彦根城博物館テーマ展「蓬莱-寿ぎの文様-」においては「和菓子にみる蓬莱」と題したコーナーがあり、井伊家13代直弼が敬愛する茶の湯の師、片桐宗猿を招いた茶会で蓬莱山の異名がある子持饅頭を用いたことが紹介されています。
■テーマ展「蓬莱-寿ぎの文様-」における「和菓子にみる蓬莱」
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古来、日本で愛されてきた和菓子の中にも、蓬莱の姿を見ることができます。例えば、一つの饅頭の中に小さな饅頭がたくさん詰まった子持饅頭は、中央で切り分けた際の切り口が、岩が重なり合ってそびえ立つ蓬莱山の形を想起させるため、蓬莱山の異名があります。この菓子は、現在も結婚祝いなどの慶事に用いられています。
江戸時代後期の代表的な大名茶人として名高い井伊家13代直弼も、敬愛する茶の湯の師、片桐宗猿を招いた茶会で子持饅頭を用いています。翌々月には数えで84歳となる宗猿の長寿を願ってこの菓子が選ばれたと考えられます。 ※下線は wattana が引いた。
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・出所:彦根城博物館テーマ展「蓬莱-寿ぎの文様-」の展示パネル
さて、「和菓子にみる蓬莱」コーナーには、虎屋「蓬が嶋(よもがしま)」(写真展示)、直弼が江戸で開いた茶会の記録である「東都水屋帳」(写真展示)および井伊直弼作「多賀神社杓子菓子器」の3点が参考出展されていました。
~ 井伊直弼作「多賀神社杓子菓子器」、井伊直弼自作の菓子器。
延命長寿の御利益があることで知られる多賀大社の「お多賀杓子」の柄を切り落として仕立てた品です。安政4年(1857)11月27日の井伊直弼の茶会で、子持饅頭を載せて用いられました。他に、寿字文の棗もこの茶会で用いられており、子持饅頭とともにめでた尽くしの会だったことがうかがわれます(展示解説より引用)。
~ 井伊直弼筆「東都水屋帳」(写真)
♪ 寿ぎの和菓子「蓬莱山」(子持饅頭) -(3)子持饅頭の異名の「蓬莱山」の定義、解説など - へ続く。
寿ぎの和菓子を楽しませてもらいました^^
いつもお世話になっております。
(@^^)/~~~
by Grs 満々美人 (2020-04-16 16:03)
今日は久しぶりに友達とランチに~
今月初!
~っでたぶんもうしばらく行けないわ
岡山も17人目が出ました(@_@;)
あぜ道散歩が安全&安心!
また来ますね♪
by あんじゅ (2020-04-16 22:51)